浦和を率いるスコルジャ監督 [写真]=FIFA via Getty Images
2023 FIFAクラブワールドカップ サウジアラビアの準々決勝(2回戦)が15日に行われ、浦和レッズ(日本)がクラブ・レオン(メキシコ)を1-0で下した。試合後、浦和を率いるマチェイ・スコルジャ監督がFIFA公式のフラッシュインタビューに登場した。
試合は立ち上がりから浦和が主導権を握ったものの、なかなか決定機を仕留めることができない。19分には敵陣左サイドから中央へ持ち運んだ小泉佳穂のスルーパスに大久保智明が抜け出し、GKと1対1のチャンスを迎えたが、左足で放ったシュートは相手GKロドルフォ・コタに阻まれる。スコアレスで折り返した後半には、54分にセットプレーでチャンス構築。敵陣右からのフリーキックでボールを受けた明本考浩が、胸トラップからペナルティエリア左を縦に破り、中央へ折り返したものの、伊藤敦樹の放ったシュートはクロスバーの上へ外れた。
均衡が破れないまま試合は終盤に突入したが、73分から途中出場したアレックス・シャルクが大仕事をやってのける。78分、最終ラインから右サイドに出てボールを持ち運んだアレクサンダー・ショルツがアーリークロスを送ると、待っていたシャルクには合わなかったものの、跳ね返りがホセ・カンテの元へ。リターンパスをシャルクに繋ぐと、ボックス右から右足で狙い澄ました一撃を転がし、浦和が先手を取った。
試合はこのままタイムアップ。浦和が北中米王者を1-0で下し、ヨーロッパ王者のマンチェスター・シティ(イングランド)が待つ準決勝へと駒を進めた。
浦和を率いるスコルジャ監督は、試合を振り返って「選手たちは素晴らしいチームスピリットを見せてくれました。選手たちの仕事に感謝しています。今日の選手たちは素晴らしかったです」とコメント。90分間を通してクラブ・レオンに決定機と呼べるようなシーンを作らせず、主導権を握る戦いを披露した浦和の選手たちを称えた。
また、サウジアラビアの『プリンス・アブドゥッラー・アル・ファイサル・スタジアム』まで駆けつけた数多くの浦和のファン・サポーターに向けては「まずはサポーターに感謝を伝えたいです。試合を通じてずっと一緒に闘ってくれたサポーターの存在が今日の勝利の要因の1つだったと思います」とメッセージを送った。
準決勝では2022-23シーズンにプレミアリーグ、FAカップ、チャンピオンズリーグで優勝する“トレブル”を達成したマンチェスター・シティと対戦する。スコルジャ監督は「我々にとって世界最高クラスのチームと対戦する良い機会です」と、ヨーロッパ王者との一戦を心待ちにしていることも明かした。
浦和とマンチェスター・シティの一戦は、日本時間で12月19日の27:00(20日の3:00)キックオフ予定。試合の模様はFIFA+にて無料生配信される。
By サッカーキング編集部
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