クラブ・レオン戦で決勝点をマークした浦和のシャルク [写真]=Getty Images
浦和レッズに所属するFWアレックス・シャルクが、2023 FIFAクラブワールドカップ サウジアラビアの準々決勝(2回戦)クラブ・レオン(メキシコ)戦後にインタビューに応じた。
15日に行われたクラブ・レオン戦では、2022シーズンのAFCチャンピオンズリーグ(ACL)で5年ぶり3度目の優勝を成し遂げた“アジア王者”の浦和が主導権を握りながらも、なかなか決定的なシーンを作り出すことのできない時間帯が続く。だが、73分に途中投入されたシャルクが大仕事をやってのける。
78分、最終ラインから右サイド方向にボールを持ち運んだDFアレクサンダー・ショルツが右足でアーリークロスを送ると、このボールにシャルクが反応。うまくボールを収めることはできなかったが、跳ね返りがFWホセ・カンテに渡ると、リターンパスをシャルクに繋ぐ。ボックス右でパスを受けたシャルクが右足を一閃すると、シュートがファーサイドに吸い込まれた。
結局、2023シーズン限りでの退団が発表されているシャルクが浦和での“最後の大舞台”で結果を残したゴールが決勝点となり、浦和が1-0で勝利。20日には、準決勝で欧州王者のマンチェスター・シティと対戦する。
16日、浦和のクラブ公式サイトは殊勲のゴールを決めたシャルクのコメントを掲載している。シャルクは「素晴らしいですね。言葉が出ません。夢のようです」と心境を告白。「(マチェイ・スコルジャ)監督も言っていましたが、人生で一度参加できるかどうかのクラブワールドカップ。その試合の結果に決定的な仕事ができたというのは全選手にとって夢のようなことです」と語った。
また、シャルクはゴールを決めた際、右腕を上げながらファン・サポーターの方へ向かった。その点について問われると、31歳FWは次のようにコメントした。
「ファン・サポーターの方々も我々をサポートするために何万キロメートルも移動してくれました。ここまで来てくれて、あそこまでサポートしてくれることは信じられないくらい素晴らしいことだと思います。彼らに何かを与えられたこと、お返しできたことはうれしいです。そして、ファン・サポーターの方々もこの勝利を得るに値する方々だと思いますし、シティ(マンチェスター・シティ)と対戦すべきファン・サポーターだと思います」
By サッカーキング編集部
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