3度目のEL優勝目指すセビージャDF「敗戦は考えていない」

　セビージャは14日に行われるヨーロッパリーグ決勝で、ベンフィカと対戦する。前身のUEFAカップ時代を含めて史上最多タイとなる3度目の優勝を狙う一戦を控え、アルゼンチン人DFフェデリコ・ファシオが意気込みを明かした。『UEFA.com』が伝えている。

　セビージャは、2005－2006シーズンと2006－2007シーズンにUEFAカップを連覇。2007年に加入したファシオだが、「当時とは、メンバーも状況も違うね。僕はまだ若くて、正直にすべてがただ通り過ぎた感じ」と振り返った。決勝については、「敗戦は誰も考えていないよ。勝てない可能性についてもね」とコメント。「僕らは8月から戦い始め、ようやく決勝までたどり着いた。リーグ戦での調子を維持して、信じられないほどの努力を重ねて勝ち上がった。チャンスをつかめるかどうかは、自分たち次第だね」と意気込みを語った。

　ファシオは「ベティスとバレンシアを逆転で破り、リーグ戦でもそういう勝利を重ねてきた。常に最後まで諦めずに戦い続ける姿勢が、決勝進出の理由の1つだと思う」と分析。対戦相手のベンフィカに関しては、「ロドリゴとリマは、どちらもファンタスティックな選手。それぞれが強みを持ち、非常によく理解し合っている」と警戒。「選手個人ではなく、チームとして彼らを研究してきた。コンパクトなユニットとして機能しているのは、僕らに似ているよ」と、印象を明かした。