ヨーロッパリーグ決勝トーナメント1回戦ファーストレグが19日に行われ、セルティックと日本代表DF長友佑都が所属するインテルが対戦した。長友は負傷欠場している。
試合が動いたのは立ち上がりの4分。ズドラフコ・クズマノヴィッチがアーリークロスを入れると、それに反応したジェルダン・シャキリがエリア内に抜け出して、左足のダイレクトシュートを放つ。セルティックGKクレイグ・ゴードンが1度はセーブするが、こぼれ球に再度シャキリが詰めて、インテルが先制に成功した。
さらにインテルは13分、左CKのクリアを味方が押し返し、ボールがこぼれたところにフリーでいたロドリゴ・パラシオが右足を振り抜くと、シュートはゴードンの股を抜いて、ネットを揺らした。インテルはリードを2点に広げた。
しかし、早々に2失点を喫したホームのセルティックが反撃を開始する。24分、エリア内右に抜け出したアダム・マシューズが、マイナスの折り返しを入れると、走り上がってきたスチュアート・アームストロングがフリーで合わせて、1点を返す。さらに直後の26分には、右サイド高い位置からのスローインをステファン・ヨハンセンが浮き球で繋ぐと、アームストロングがゴール前で競り合ったインテルDFウーゴ・カンパニャーロのオウンゴールを誘い、セルティックが試合を振り出しに戻した。
このまま前半終了かと思われた45分、ガリー・メデルが自陣から前線にロングフィードを送ると、ボールは流れて反応していたパラシオには合わなかったが、ゴードンがまさかのキャッチミス。こぼれたところに詰めていたパラシオが、無人のゴールに流し込んで、インテルが勝ち越しに成功。前半はインテルリードの3-2で折り返した。
前半の点の取り合いから一転し、後半はスコアが動かず進む。このままインテルの勝利で終わると思われた後半アディショナルタイム。エリア手前の中央でリアム・ヘンデルソンがワンタッチでエリア内に浮き球のボールを送ると、それに反応したヨン・グイデッティが胸トラップから、左足で叩き込んでゴール。土壇場でセルティックがまたも同点に追いついた。
試合はこのまま終了。3ゴールを奪ったインテルだったが、ホームのセルティックに追いつかれ3-3の引き分けに終わった。
セカンドレグは26日にインテルのホームで行われる。
【スコア】
セルティック 3-3 インテル
【得点者】
0-1 4分 ジェルダン・シャキリ(インテル)
0-2 13分 ロドリゴ・パラシオ(インテル)
1-2 24分 アダム・マシューズ(セルティック)
2-2 26分 オウンゴール(ウーゴ・カンパニャーロ)(セルティック)
2-3 45分 ロドリゴ・パラシオ(インテル)
3-3 90+3 ヨン・グイデッティ(セルティック)