フィテッセの本拠地ヘルレドーム [写真]=EuroFootball / Getty Images
日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンは、6日に行われたヨーロッパリーグ(EL)予選3回戦セカンドレグで、オランダのフィテッセと対戦。同試合の前に暴動が勃発し53名が逮捕されたと、イギリスメディア『スカイスポーツ』が同日に報じている。
ファーストレグを3-0で制していたサウサンプトンは、フィテッセの本拠地であるアーネム市内のヘルレドームに乗り込んで対戦。イタリア代表FWグラツィアーノ・ペッレとセネガル代表FWサディオ・マネの得点で、サウサンプトンが2-0で勝利を収めた。吉田はフル出場し完封に貢献。サウサンプトンは2試合合計5-0とし、ELプレーオフ進出を決めた。
しかし同試合の前に、両チームのサポーターに加えて、フェイエノールトのサポーターも関連した暴動が勃発。同メディアによると、サウサンプトンとフィテッセの両サポーターは試合前日から、アーネム市内のバーが建ち並ぶエリア、コーレンマルクトにて問題なく過ごしていた。しかし目撃者によると、試合開始2時間前ごろにフィテッセのライバルチームであるフェイエノールトのサポーターが現れ、挑発したことがきっかけで暴動が勃発。椅子やグラスが飛び交い、殴り合いのけんかに発展していたという。
これにより、機動隊が出場する騒ぎとなり、オランダ人50名に加えて、イングランド人3名の計53名が逮捕されている。なお、イギリスメディア『BBC』によると、大半のサウサンプトンサポーターは、コーレンマルクトから徒歩2分に位置する、試合の際に設けられたファンゾーンのヤンスプラーツ・エリアにおり、問題は報告されなかったという。
サウサンプトンの広報担当者は、「クラブは、アーネムの公式ファンゾーン外で起きた事件について認識しています。50名のオランダ人と、3名のイングランド人が逮捕されています。アウェー(サウサンプトン)のサポーターたちにはスタジアムまでのバスが提供されました。私たちは、地元警察との連携を続け、適切な対応を致します」とコメントしている。
なお、フェイエノールトのサポーターは、昨シーズンのELでも問題を起こしている。決勝トーナメント1回戦でローマと対戦した際、アウェーでのファーストレグではローマ市内で警官と衝突。暴動に発展し警官に向かって発煙筒やビンを投げ込むなどした結果、双方に負傷者が出る事態となり、スペイン広場の“舟の噴水”が大きく欠けるという被害も出ていた。また、ホームでのセカンドレグではバナナの形をしたバルーンが投げ込まれる人種差別行為や、ピッチに花火や物が投げつけられ、試合が中断するなど、問題行為が相次いでいた。
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