昨年3月以来の復帰を目指している内田篤人(写真は昨年2月) [写真]=Bongarts/Getty Images
プライベートの都合で日本へと一時帰国していたシャルケDF内田篤人は、今週からはチーム練習で全てのメニューをこなしていく予定となっている。ドイツ誌『kicker』日本語版が15日に伝えた。
膝蓋腱の負傷によって日本で手術を受け、2015年3月から離脱が続いている内田。最近はトレーニングの強度を高めているが、長期的な負荷に対して身体がどのように反応するのか、一抹の不安はある。しかし今は不安よりも、ポジティブさの方が大きいと言えるだろう。
先日、ドイツ紙『ビルト』に対してシャルケのスポーツディレクター(SD)を務めるアクセル・シュスター氏は「非常に注意深く見ているよ。正直、ここまで来られるというのは、あまり期待していなかったんだ」と前置きしながらも、「私は前向きに考えるタイプでね、内田をEL(ヨーロッパリーグ)メンバーに登録するほどだから」とコメントしている。
シュスターSDは「もし最終節までにグループステージ突破を決めていれば、内田に出場のチャンスがあると思ったんだ」と続けた。
シャルケは現在、ELグループステージ第4節を終えて4連勝、勝ち点12でグループIの首位を走っている。第4節終了時点で決勝トーナメント進出は決まっており、シュスターSDの言う「最終節までにグループステージ突破を決めていれば」という条件はすでに満たしている。
グループステージ最終節は12月8日、ザルツブルクとのアウェーゲームだ。仮に内田が復帰するとして、プレーは数分程度となるだろう。2015年3月に行われたホッフェンハイム戦以来の公式戦出場は実現するだろうか。
By kicker日本語版