アヤックスが得意のホームで先勝した [写真]=UEFA via Getty Images
ヨーロッパリーグ準決勝ファーストレグが3日に行われ、アヤックスとリヨンが対戦した。
25年ぶり(当時はUEFAカップ)の優勝を目指すアヤックスと、初制覇を狙うリヨンの一戦。過去のUEFA(欧州サッカー連盟)主催大会では4試合戦っており、アヤックスが2勝2分と無敗で相性の良さを見せている。
試合はホームのアヤックスが先制に成功する。25分、右サイドからのFKではキム・ツィエクがペナルティエリア内へボールを送ると、中央のベルトラン・トラオレが頭でゴール左隅に流し込み、先制点を奪った。
さらにアヤックスは34分、相手GKのクリアボールを敵陣中央右サイドのトラオレがヘディングで前線に送り返す。それにいち早く反応したカスパー・ドルベルグが、エリア内右に抜け出すと、冷静に右足シュートをゴール左に突き刺した。
2点リードで折り返したアヤックスは後半も勢いが止まらない。49分、ツィエクからのスルーパスでアミン・ユネスがエリア内左に抜け出し、余裕を持って右足を振り抜くと、相手DFに当たってコースが代わり、枠の左隅に吸い込まれた。
3失点を喫したリヨンだが、徐々に反撃に出る。すると66分、クロスのクリアボールを拾ったマチュー・ヴァルブエナが、エリア内右からフリーで右足シュートを放ち、ゴールネットを揺らした。
リヨンはさらに直後の68分にもチャンス。ラシド・ゲザルからのスルーパスで、ナビル・フェキルがエリア内中央に抜け出してシュートを放つが、相手GKの好セーブに阻まれた。直後の69分にはクリストフ・ジャレを下げて、ラファエウ・ダ・シウヴァを投入。76分にはマクスウェル・コルネに代えて、アレクサンドル・ラカゼットを送り出し、さらなる反撃を狙う。
しかし71分、ダフィ・クラーセンの浮き球パスを受けたツィエクが、エリア内左から鋭い折り返しを入れると、ゴール前に走り込んだトラオレが左足で合わせて追加点を挙げた。再びリードを3点に戻したアヤックスは79分、ユネスを下げて、パトリック・クライファート氏の息子であるユスティン・クライファートを入れた。
試合はこのままタイムアップを迎え、アヤックスが4-1で先勝し、25年ぶりの決勝進出に前進。また、公式戦ホーム無敗記録を22試合に伸ばした。
セカンドレグは11日にリヨンのホームで行われる。
【得点者】
1-0 25分 ベルトラン・トラオレ(アヤックス)
2-0 34分 カスパー・ドルベルグ(アヤックス)
3-0 49分 アミン・ユネス(アヤックス)
3-1 66分 マチュー・ヴァルブエナ(リヨン)
4-1 71分 ベルトラン・トラオレ(アヤックス)
By サッカーキング編集部
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