今季ELの市場価値が最も高いベストイレブン [写真]=Getty Images
2018-19シーズンのヨーロッパリーグ(EL)・グループステージが、いよいよ20日に開幕する。チャンピオンズリーグ(CL)は欧州最強の座をかけてトップクラブが集う大会だが、ELは知名度のそれほど高くないクラブも参加するため、地味なイメージを持っている人も多いのではないだろうか。
しかし、昨シーズンはアトレティコ・マドリード、2シーズン前はマンチェスター・Uが優勝するなど、CLでも上位を争うポテンシャルを持った強豪クラブが頂点に上りつめている。今シーズンも、チェルシー、アーセナル、ミラン、マルセイユといった歴史と伝統のあるクラブが勢ぞろい。王者には翌シーズンのCL出場権が与えられるとあって、熱戦が繰り広げられること必至だ。
移籍情報サイト『transfermarkt』では開幕に先駆けて、今シーズンのELに参加するメンバーで市場価値が最も高いベストイレブンを組んでいる。いずれも「ワールドクラス」と呼ぶに相応しい選手たちが名を連ねており、“ミニ・チャンピオンズリーグ”とも称されるELの主役候補たちに注目したい。
▼GK
ケパ・アリサバラガ(チェルシー/スペイン代表)
市場価値:4000万ユーロ(約52億4000万円)
今夏、GK史上最高額の8000万ユーロ(約104億8000万円)でチェルシーに加入したケパは、プレミアリーグでは開幕5試合連続でフル出場を果たすなど、早くもレギュラーの座を不動のものとしている。古巣アスレティック・ビルバオは過去3シーズン連続でELに参加しているが、同大会では控えのGKが起用されていたことから、意外にも今回が欧州カップ戦デビューとなる。
▼DF
マルコス・アロンソ(チェルシー/スペイン代表)
市場価値:4000万ユーロ(約52億4000万円)
今やプレミアを代表する左サイドバックとなったマルコス・アロンソは、2016年まで在籍したフィオレンティーナでELの舞台を経験。2015年3月のローマ戦では欧州カップ戦で唯一となるゴールを挙げている。
アレッシオ・ロマニョーリ(ミラン/イタリア代表)
市場価値:4000万ユーロ(約52億4000万円)
ロマニョーリは今夏、ミランの新キャプテンに任命された。昨シーズンのELはベスト16でアーセナルに敗れ、早々に欧州の舞台から去ることとなっただけに、今シーズンにかける意気込みは大きいはずだ。名門復活に向けて、強いリーダーシップを発揮することが期待される。
アントニオ・リュディガー(チェルシー/ドイツ代表)
市場価値:4000万ユーロ(約52億4000万円)
新生チェルシーで定位置を確保するリュディガーにとって、ELは欧州デビューを飾った大会になる。シュトゥットガルトに在籍していた2012年10月、モルデ(ノルウェー)とのアウェイゲームで初出場を果たした。思い出深い大会で、次に狙うのは優勝トロフィーだ。
エクトル・ベジェリン(アーセナル/スペイン代表)
市場価値:4000万ユーロ(約52億4000万円)
プレミア有数の韋駄天サイドバックは昨シーズン、ケルンとの開幕戦でいきなりゴールを記録。その後も7試合に出場したが、チームはベスト4で敗退した。今シーズンは、自身にとって初となる欧州タイトルを狙う。
▼MF
エンゴロ・カンテ(チェルシー/フランス代表)
市場価値:8000万ユーロ(約104億8000万円)
今夏のワールドカップ優勝メンバーにして、世界屈指のボールハンターのプレーがELで見られる。それは間違いなく、今大会の見どころの一つだ。より攻撃的でアグレッシブなサッカーを展開する新生チェルシーでは“インサイドハーフ”という新たな役割を与えられており、選手としての進化を目の当たりにすることもできるだろう。
セルゲイ・ミリンコヴィッチ・サヴィッチ(ラツィオ/セルビア代表)
市場価値:9000万ユーロ(約117億9000万円)
2015年8月にゲンク(ベルギー)からラツィオに加入した当時の市場価値は、400万ユーロ(約5億円)。それから3年で22.5倍の9000万ユーロ(約117億9000万円)となり、ポール・ポグバ(マンチェスター・U)の額に並んだ。デカいのに巧くて、得点力もかね備える。ビッグクラブ行き目前とされる逸材の一挙手一投足から目が離せない。
メスト・エジル(アーセナル/元ドイツ代表)
市場価値:4500万ユーロ(約59億円)
今夏のワールドカップ後にドイツ代表からの引退を表明したことで、今シーズンの国際舞台はこのELだけとなった。意外にも、所属クラブでは国際タイトルを獲得したことがなく、アーセナルでの活動に専念できる今シーズンは初優勝を狙うまたとないチャンスだと言える。
▼FW
エデン・アザール(チェルシー/ベルギー代表)
市場価値:1億2000万ユーロ(約157億2500万円)
本来であれば、「CLで見たかった」というのが正直なところだろう。“1億ユーロ超え”の市場価値を考えても、ELはアザールにとって場違いな大会と言えるかもしれない。ただマウリツィオ・サッリ監督は「(今シーズンは)40ゴールを狙える」とコメント。その目標を達成するうえで、格好の舞台となるのがELだろう。コンディションを考慮して初戦は欠場するが、第2戦以降のゴール量産に期待がかかる。
フロリアン・トヴァン(マルセイユ/フランス代表)
市場価値:5000万ユーロ(約65億5000万円)
昨シーズンはEL準優勝を果たしたが、決勝では同胞のアントワーヌ・グリーズマン(アトレティコ・マドリード)が2得点を挙げる一方、トヴァンは無得点に終わった。その悔しさをぶつけるかのように、今シーズンはリーグ開幕5試合で5ゴールと大爆発。得点ランキングで単独トップに立っている。右サイドでコンビを組む日本代表DF酒井宏樹と共に悲願の優勝を狙う。
ピエール・エメリク・オーバメヤン(アーセナル/ガボン代表)
市場価値:7500万ユーロ(約98億3000万円)
昨シーズンは大会規定でアーセナルでのELに出場できず。「オーバメヤンがいれば…」とその不在を嘆いたファンも少なくなかった。実際、ドルトムント時代には14試合に出場して11ゴールと、ELとの相性は抜群に良い。もちろん、今シーズンは初戦から出場可能で、MVP級の活躍が期待できそうだ。
(記事/Footmedia)
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By Footmedia