出番なしの乾貴士、定位置確保へ「練習からアピールするしかない」

　ヨーロッパリーグ（EL）グループステージ第3節が25日に行われ、MF乾貴士が所属するベティス（スペイン）はアウェイでミラン（イタリア）を2－1で下した。ベンチスタートだった乾は、出場機会がなかった。

　試合後、乾は「スペインとは全く戦い方が違うのでそういうところも楽しみながら見ていた。どういうふうにやってくるのかなとか。あとは、今日はどうしても勝ちたかった試合なので、勝てればいいなと思っていました」と振り返った。

　乾は21日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節のバジャドリード戦には先発出場（途中交代）をしたものの、その前のリーグ戦2試合は欠場するなど、コンスタントに出場機会を得ることができていない。現在の状況について次のように語った。

「やるしかないと思っている。そこはプロだし、30歳になる。今までそういう経験もあったし、ここで腐るような年齢でもない。しっかり練習からアピールするしかないと思う」

　また、キケ・セティエン監督の戦術に関して「守備はそんなに戦術的なところはないけど、攻撃的なチームでつなぐ所を重視している。そういう部分で自分はまだまだ物足りなさを感じられていると思う」と課題を明かしつつ、「自分でもそういうところは物足りないと感じている。その中でしっかりつなぐ所や、ボールを落ち着かすことなど、自分のよさを出していきたいと思っている」と今後に向けて意気込みを語った。