エメリ監督、EL制覇＆来季CL出場逃すも「続けなければならない」

　アーセナルを率いるウナイ・エメリ監督は、自身の将来について楽観視していると語った。30日、イギリスメディア『BBC』が伝えている。

　アーセナルは29日に行われたヨーロッパリーグ（EL）決勝でチェルシーと対戦したが、1－4で敗れた。プレミアリーグを5位で終えたアーセナルにとって、EL優勝によるチャンピオンズリーグ（CL）出場権獲得を狙っていたが、それも逃した形となった。

　エメリ監督は試合後、「チェルシーは勝利に値したと思う。我々はうまくボックス内に入ることができて、得点するチャンスもあった。でも最初のゴールを奪われて試合は変わってしまった」と振り返り、次のように続けた。

「我々は一つのプロセスに向かって進み続けているし、それに向けて強くならなければならない。今シーズンが始まったときの考えは、チームとしてもっと戦えることと、他のチームに近づくことだった。それはできたと思う。十分ではなかったと思うが、来シーズンもそれを頭に入れて続けていかなければならない」

　CL出場権を逃したことで今夏の補強にも影響することが予想されるが、エメリ監督は「我々は落ち着いているし、自分の将来については前向きに考えているよ。我々はビッグなチームだし、アーセナルはサッカー界でビッグネームだ。多くの選手がここでプレーしたいと思っているよ」とコメント。続けて、「移籍市場のことは分からないが、クラブは来シーズンに向けて動いていると思う。でも我々には多くの若い選手たちがいて、まだまだたくさん成長することができる」と選手たちの成長にも期待を寄せた。