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三好康児は先発で80分までプレー…アントワープ、10人のLASKに2発快勝で首位浮上

2020.11.27

LASK戦に先発出場した三好康児(左)[写真]=Getty Images

 ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第4節が26日に行われ、MF三好康児が所属するロイヤル・アントワープはアウェイでLASKリンツ(オーストリア)と対戦した。三好は右ウイングバックでEL4試合連続の先発出場を果たし、80分までプレーした。

 アントワープはブルガリア王者のルドゴレツ・ラズグラドとイングランドの強豪トッテナムを破って開幕2連勝を飾ったが、前節でLASKに0-1で敗れて今季EL初黒星を喫していた。今節はLASKの本拠地に乗り込んでのリベンジマッチ。グループJは第3節を終えてトッテナム、アントワープ、LASKの3チームが勝ち点6で並んでいた。

 アントワープは開始3分、左CKからペナルティエリア前左のシムン・ユクレラーがダイレクトでゴール前にクロスを送ると、ボールはそのままクロスバーに直撃。一方のLASKは12分、左CKのこぼれ球をエリア前のラインホルト・ランフトゥルがダイレクトボレーで狙ったが、シュートは枠を外れた。

 その後も両者の攻防が続き、アントワープは32分に左CKで中央のリッチー・デ・ラエトがヘディングシュートを放ったが、これはわずかに枠を捉えず。LASKは43分にアンドレアス・グルーバーがミドルシュート。アントワープのGKジャン・ビュテズはキャッチしきれなかったが、こぼれ球を三好がクリアして難を逃れた。

 スコアレスで折り返した試合は後半に入って50分、エリア左へ突破しかけたデ・ラエトがゲルノト・トラウナーに倒され、アントワープがFKを獲得。このプレーでトラウナーが一発退場となり、LASKは10人での戦いとなった。数的優位のアントワープは53分、そのFKでリオル・ラファエロフが右足で直接狙うと、シュートは壁に当たってコースが変わり、ゴール右に吸い込まれた。

 反撃に出るLASKは76分、ランフトゥルがエリア前中央から右足で狙ったが、シュートは枠の右に外れた。逆にアントワープは83分、三好と代わって入ったジョルダン・ルカクが左サイドからクロスを入れ、ピーター・ゲルケンスが頭で合わせて勝負を決める追加点を挙げた。試合はこのままタイムアップを迎え、アントワープが敵地で快勝し、前節のリベンジを達成。グループJの首位に浮上した。

 次節は12月3日に行われ、アントワープはホームでルドゴレツ・ラズグラドと、LASKはホームでトッテナムと対戦する。

【スコア】
LASKリンツ 0-2 ロイヤル・アントワープ

【得点者】
0-1 53分 リオル・ラファエロフ(アントワープ)
0-2 83分 ピーター・ゲルケンス(アントワープ)

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By サッカーキング編集部

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