AZはPK失敗が響いてナポリとドロー [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・グループステージ第5節が3日に行われ、DF菅原由勢が所属するAZとナポリが対戦した。菅原は10月25日のデン・ハーグ戦以来、約1カ月ぶりのスタメン入りを果たし、右サイドバックでフル出場した。
勝ち点7で3位のAZが、勝ち点9で首位のナポリをホームに迎えての一戦。両チームは第1節で対戦しており、アウェイのAZが1-0で金星を挙げて白星スタートを飾っていた。
試合は開始6分に動いた。ナポリはジョバンニ・ディ・ロレンツォが右サイドから相手のDFとGKの間に鋭いクロスを入れると、ゴール前のドリース・メルテンスが右足で合わせて先制点を決めた。
リードを許したAZは20分、右サイドの菅原がエリア前にグラウンダーのボールを送ると、そのまま逆サイドに流れてオーウェン・ワインダルがダイレクトで折り返す。これを受けたザカリア・アブカウがエリア中央から左足で狙うが、シュートはGKダビド・オスピナの好セーブに阻まれた。
1点ビハインドで折り返したAZは後半立ち上がりから反撃に出る。すると54分、フレドリク・ミットシエの左CKでファーのトゥーン・コープマイネルスが左足ボレー。これをゴール前のブルーノ・マルティンス・インディが合わせて同点のゴールネットを揺らした。
追いついたAZはさらに59分、アブカウがエリア内でティエムエ・バカヨコに倒されてPKを獲得。キッカーのコープマイネルスはゴール右隅に蹴ったが、これはGKオスピナの好セーブで痛恨の失敗に終わり、逆転のチャンスを逃した。
その後はお互いにチャンスを生かせず、膠着状態が続く。AZは77分に菅原がエリア前中央のこぼれ球をダイレクトで叩いたが、シュートはGKオスピナにキャッチされた。試合はこのまま終了し、AZとナポリは勝ち点1を分け合った。
なお、グループFのもう1試合も2位のレアル・ソシエダと最下位のリエカが2-2で引き分けた。この結果、今節は順位に変動がなく、グループ突破チームも決まらず。最終節を残してナポリが勝ち点10で首位、2位のレアル・ソシエダと3位のAZが勝ち点8で並んでいる。
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By サッカーキング編集部
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