R・ソシエダが敵地でマンU撃破！　B・メンデスのPKが決勝弾…久保は78分までプレー

　ヨーロッパリーグ・グループE第1節が8日に行われ、マンチェスター・U（イングランド）とレアル・ソシエダ（スペイン）が対戦した。

　プレミアリーグ開幕から2連敗を喫したマンチェスター・Uは先行きが心配されていたものの、以降は4連勝と完全に勢いを取り戻した。リヴァプール、アーセナル相手にも勝利し、波に乗った状態でELの初陣を迎えた。一方、レアル・ソシエダはラ・リーガ開幕からの4試合で2勝1分1敗。バルセロナには敗れたが、アトレティコ・マドリード相手にはドローと勝ち点を分け合い、まずまずのスタートとなっている。

　マンチェスター・Uのスターティングメンバーにはカゼミーロが入り、加入後初の先発出場に。プレミアリーグ第2節のブレントフォード戦以降はベンチスタートが続いていたクリスティアーノ・ロナウド、ハリー・マグワイア、フレッジらがスタメン復帰を果たしている。一方、レアル・ソシエダは直近のアトレティコ・マドリード戦からスタメンを4名変更。同試合でスタメンを外れていた久保建英は先発復帰を果たしている。ダビド・シルバ、ブライス・メンデス、ミケル・メリーノらが連勤となった。

　試合は序盤から拮抗した展開となるが、徐々にホームチームが試合の主導権をに握る。クリスティアン・エリクセンを中心にチャンスを作り続けると、35分にはディオゴ・ダロトのクロスボールからC・ロナウドがヘディングシュート。バーを叩いてゴールラインを超えたものの、C・ロナウドのポジションがオフサイドだったため、得点は認められない。結局前半の45分間でスコアは動かず、ハーフタイムに突入した。

　後半に入ると久保がチャンスを演出。53分、左サイドに流れてボールを受けると、左足でピンポイントのクロスボールを供給。最後はアレクサンデル・セルロートが頭で合わせたものの、シュートは枠を捉えきれない。55分には久保がドリブル突破からマイナスに折り返し、D・シルバが左足フィニッシュ。このプレーでリサンドロ・マルティネスのハンドが取られ、レアル・ソシエダにPKが与えられた。このPKをブライス・メンデスがゴール右下に沈め、敵地でレアル・ソシエダが先手を取った。

　ホームで負けられないマンチェスター・Uも反撃へ。77分にはペナルティエリア手前でボールを持ったカゼミーロが強烈なミドルシュートを放つも、GKアレックス・レミロに弾き出される。その後もマンチェスター・Uがボールを握って押し込む展開となったものの、最後までネットは揺らせず。試合はこのまま終了し、レアル・ソシエダがマンチェスター・Uを下した。久保は78分までプレーしている。

　次節は15日に行われ、マンチェスター・Uは敵地でシェリフ（モルドバ）と対戦する。一方、レアル・ソシエダはオモニア・ニコシア（キプロス）をホームに迎える予定だ。

【スコア】
マンチェスター・U　0－1　レアル・ソシエダ

【得点者】
0－1　59分　ブライス・メンデス（PK／レアル・ソシエダ）

【スターティングメンバー】
マンチェスター・U（4－2－1－3）
GK：デ・ヘア
DF：ダロト（46分　L・マルティネス）、マグワイア、リンデロフ、マラシア（84分　マクニール）
MF：カゼミーロ、エリクセン（46分　B・フェルナンデス）、フレッジ
FW：アントニー（71分　サンチョ）、C・ロナウド、エランガ（71分　ガルナチョ）

レアル・ソシエダ（4－3－2－1）
GK：レミロ
DF：ゴロサベル（84分　ソラ）、エルストンド、パチェコ、ムニョス
MF：スビメンディ、メリーノ、B・メンデス（84分　トゥリエンテス）、久保（78分　バレネチェア）、D・シルバ（65分　アリ・チョー）
FW：サディク（46分　セルロート）