ELマンU戦を控えるバルサ…シャビ監督はラッシュフォードを警戒「欧州で最も危険な選手の1人」

　バルセロナを率いるシャビ・エルナンデス監督が、マンチェスター・U所属のイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードについて言及した。15日、『BBC』や『スカイスポーツ』など複数のイギリスメディアがコメントを伝えている。

　2シーズン連続でチャンピオンズリーグ（CL）・グループステージ敗退に終わり、ヨーロッパリーグ（EL）に回ることとなったバルセロナ。スーペルコパ・デ・エスパーニャ（スペイン・スーパーカップ）に続く今シーズン2つ目のタイトル獲得に向けて、現地時間16日には本拠地『カンプ・ノウ』でEL決勝トーナメント・プレーオフのファーストレグに挑む。

　激突するのはマンチェスター・U。EL・グループEでは2位に甘んじたものの、プレミアリーグでは14勝4分5敗の成績で3位に付け、カラバオカップでは決勝進出を果たすなど、ここまで好成績を収めている。今シーズンから指揮を執るエリック・テン・ハフ監督の元、好調を維持する同クラブの印象についてシャビ監督は次のようにコメントしている。

「現在のマンチェスター・Uの好調を覆すことは簡単な仕事ではない。我々と同じく正しい方向に進んでいるし、実戦を重ねるごとに良くなっている印象だ。彼らは今、再び熱狂に包まれているし、テン・ハフ監督はあらゆる面で良い仕事をしていると思う。彼は攻撃面でも守備面でも変化を加え、それによって全員が良く動けている。我々にとっては非常に手強いライバルだ」

　そんなマンチェスター・Uにおいて、シャビ監督が最も警戒している選手が背番号「10」を背負うラッシュフォードだ。同選手はセンターフォワード（CF）や左ウイング（WG）を主戦場に今シーズンここまで公式戦34試合に出場し21ゴール8アシストをマークしている。シャビ監督は「彼はトランジションにおいて非常に危険な存在だ。我々は全員で彼をケアする必要がある。現在のヨーロッパにおいて最も危険な選手の1人だろう。彼はとても速く、1対1でのドリブルも得意としているからね」

　注目の一戦、バルセロナvsマンチェスター・Uは日本時間の17日午前2時45分にキックオフを迎える。