ELの16強に進出するチームが決まった [写真]=Icon Sport via Getty Images、Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・決勝トーナメントプレーオフセカンドレグが23日に各地で開催された。
今回のプレーオフステージで最も注目が集まったのはマンチェスター・U(イングランド)とバルセロナ(スペイン)の一戦だ。バルセロナのホームで行われたファーストレグは2-2のドローで終了。マンチェスター・Uの本拠地『オールド・トラフォード』で行われたセカンドレグは、18分にロベルト・レヴァンドフスキがPKを決めてバルセロナが先手を取る。前半はバルセロナのペースで進んだものの、後半に入るとマンチェスター・Uが逆襲。立ち上がりの47分に前線へ飛び出したフレッジが同点ゴールを決めると、73分にはゴール前でこぼれ球を拾ったアントニーが冷静に左足フィニッシュを沈めた。最終的にはこのゴールが決勝弾に。“強豪対決”はマンチェスター・Uに軍配が上がった。
チャンピオンズリーグ(CL)のグループステージを3位で終え、9シーズンぶりにELに出場するユヴェントス(イタリア)はナント(フランス)と激突。ホーム開催のファーストレグは1-1のドローで終えていたが、セカンドレグでは序盤から試合を優位に進める。開始から5分でアンヘル・ディ・マリアが左足でカーブのかかった一撃を叩き込むと、20分にはディ・マリア自身が獲得したPKをきっちりと決めてみせた。退場者を出して1人少ないナントを相手に失点を許さず、78分にはディ・マリアのヘディングシュートで勝利を決定付ける。試合はこのままタイムアップ。ディ・マリアのハットトリックで3ゴールを挙げたユヴェントスが白星を飾った。
南野拓実が所属しているモナコ(フランス)はホームでレヴァークーゼン(ドイツ)と対戦。ファーストレグは後半アディショナルタイムにアクセル・ディサシが豪快なミドルシュートを沈め、モナコが3-2で撃ち合いを制していた。セカンドレグも同様に撃ち合いとなり、一時はレヴァークーゼン2戦合計のスコアを5-4とひっくり返すが、モナコは84分に途中出場のブレール・エンボロが起死回生の一撃。試合は90分間、そして延長戦でも決着がつかず、PK戦に突入した。先攻のレヴァークーゼンは5人全員が成功したが、後攻のモナコは3人目のキッカーを務めたエリオット・マタゾが失敗。“死闘”を制したレヴァークーゼンがラウンド16へと駒を進めた。なお、南野に出番はなかった。
また、守田英正が在籍するスポルティング(ポルトガル)はミッティラン(デンマーク)の本拠地に乗り込んだ。1-1のドローで終わったファーストレグを欠場していた守田だったが、セカンドレグは先発出場。試合は21分、コーナーキックからゴール前で混戦が生まれると、最後はセバスティアン・コアテスが頭で押し込み、スポルティングが先制に成功。1点リードで折り返した後半には、1人少ないミッティランを圧倒。50分にペドロ・ゴンサウヴェスがコースを狙ったボレーシュートを叩き込むと、77分にもペドロ・ゴンサウヴェスが追加点を挙げた。終盤にはオウンゴールで1点を追加し、スポルティングが4-0で快勝。守田は53分までプレーした。
セカンドレグの全日程が終了し、ELのラウンド16に進む全チームが出揃った。グループステージを首位で終えていたアーセナル(イングランド)、レアル・ソシエダ(スペイン)らに加えて、プレーオフを制したマンチェスター・Uやユヴェントスらも16強入り。日本人選手はアーセナルの冨安健洋、ユニオン・サン・ジロワーズの町田浩樹、レアル・ソシエダの久保建英、フライブルクの堂安律、そしてスポルティングの守田が今後の戦いに出場する。
なお、EL・ラウンド16の組み合わせ抽選会は現地時間24日に開催予定。ラウンド16のファーストレグは9日、セカンドレグは16日に行われる。
決勝トーナメントプレーオフの結果、およびラウンド16進出チーム一覧は下記の通り。
EL決勝Tプレーオフ結果
マンチェスター・U(イングランド) 2-1(2戦合計:4-3) バルセロナ(スペイン)
レンヌ(フランス) 2-1(2戦合計:3-3/PK戦:4-5) シャフタール(ウクライナ)
ウニオン・ベルリン(ドイツ) 3-1(2戦合計:3-1) アヤックス(オランダ)
ローマ(イタリア) 2-0(2戦合計:2-1) ザルツブルク(オーストリア)
ナント(フランス) 0-3(2戦合計:1-4) ユヴェントス(イタリア)
ミッティラン(デンマーク) 0-4(2戦合計:1-5) スポルティング(ポルトガル)
モナコ(フランス) 2-3(2戦合計:5-5/PK戦:3-5) レヴァークーゼン(ドイツ)
PSV(オランダ) 2-0(2戦合計:2-3) セビージャ(スペイン)
ラウンド16進出チーム一覧
▼グループステージ首位通過チーム
アーセナル(イングランド)
フェネルバフチェ(トルコ)
ベティス(スペイン)
ユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)
レアル・ソシエダ(スペイン)
フェイエノールト(オランダ)
フライブルク(ドイツ)
フェレンツヴァーロシュ(ハンガリー)
▼プレーオフ勝利チーム
マンチェスター・U(イングランド)
シャフタール(ウクライナ)
ウニオン・ベルリン(ドイツ)
ローマ(イタリア)
ユヴェントス(イタリア)
スポルティング(ポルトガル)
レヴァークーゼン(ドイツ)
セビージャ(スペイン)
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By サッカーキング編集部
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