リヴァプールで主将を務めるファン・ダイク [写真]=Getty Images
リヴァプールに所属するオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクが、ヨーロッパリーグ(EL)初戦に向けた意気込みを語った。20日、クラブ公式サイトがコメントを伝えている。
昨シーズンは主力に負傷者が続出した影響もあり、序盤から苦戦を強いられたリヴァプール。終盤に驚異的な追い上げを見せEL出場圏内の5位でリーグ戦を終えたものの、7シーズン連続のチャンピオンズリーグ(CL)出場権獲得は叶わなかった。2015-16シーズン以来の参戦となる今回のELはグループEに入っており、現地時間21日に行われる第1節では敵地でLASKリンツ(オーストリア)と対戦する。
今シーズンから主将に就任したファン・ダイクは“失意の1年”となった昨シーズンを「誰もがCLに出場することを望んでいた。それこそが戦った理由だが、残念ながら僕たちはそれに値しなかった」と回想。そのうえで、「僕たちはすべてを捧げたいと思っている。優勝したいと考えているが、それは一夜にして実現するものではない。努力することが必要だし、明日からそれが始まるんだ」とELに向けた意気込みを語った。
中盤の戦力が大幅に入れ替わった今シーズンは、プレミアリーグでここまで5試合を戦い4勝1分と好調を維持している。ファン・ダイクは「どの大会であっても、試合が厳しいものになることは承知しているし、明日も同じだろう」と警戒感を口にしつつ、現在のチーム状況への自信を次のように語った。
「僕たちはプレシーズンの初日からハードワークしている。新しい選手が加入し、若い選手が成長し、特定の選手には異なる役割が与えられているが、誰もがそのことに慣れてきている。大きな可能性を感じているし、既に良いことがたくさん起こり、結果も出ている。間違いなく今はエキサイティングな時期だと思っている」
一部ではリヴァプールが今シーズンのEL優勝候補の筆頭であるとの声も挙がっている。しかし、32歳の主将は「僕たちは冷静さを保つ必要がある。プレーすべき試合が多くあり、常に紆余曲折が起こり得るということも理解している。結果的に良いスタートが切れたとはいえ、まだまだ改善すべき点が多くある。冷静でいなければならないし、他人が外の世界から何を言おうが、何を書こうが、僕たちには何の影響も及ぼさない。心配したり考えたりする必要もない」とコメントしている。
リヴァプールのEL初戦となるLASKリンツ戦は、日本時間の22日午前1時45分にキックオフを迎える。
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By サッカーキング編集部
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