リヴァプールを率いるクロップ監督 [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)・準々決勝ファーストレグが11日に行われ、リヴァプール(イングランド)はホームでアタランタに0-3で敗れた。試合後、リヴァプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、イギリスメディア『TNT Sports』にてコメントを発した。
リヴァプールが“要塞”『アンフィールド』にアタランタを迎えた一戦では、前半も終盤に差し掛かった38分に左サイドを破られ、イタリア代表FWジャンルカ・スカマッカに先制点を決められる。後半に入ると61分に再び左サイドをベルギー代表MFシャルル・デ・ケテラーレに抜け出され、スカマッカに追加点を献上。その後、ホームチームは怒涛の攻撃に出たものの、83分にミスからクロアチア代表MFマリオ・パシャリッチに決定的な3点目を奪われる。試合はこのままタイムアップ。リヴァプールはホームゲーム今季公式戦26試合目にして、初黒星を喫した。
試合後、クロップ監督は「我々のポゼッション時における戦術的な面でのポジショニングが最悪だった」と発言。「立ち位置が悪いなかで、相手にボールを与え、数々のチャンスにつながるようなシチュエーションを作らせてしまった。そして、我々の誰もが本来追いかけなければならない選手とは別の選手を追いかけた」と続け、ポジショニングの歪みが歯車を狂わせたと指摘した。
「残念だが、この試合に関してポジティブなことは何一つとしてない。本当に最悪のゲームだった。それ自体を理解することも重要だと思う。悪いパフォーマンスだったから負けたんだ。サッカーとはそういうものだろう」
一方で、大勝した対戦相手に対しては「アタランタは素晴らしいゲームをした。3点も決めたのだし、間違いなく勝利に値するチームだったと思う」と賛辞の言葉を贈っている。
この結果により、リヴァプールは18日に行われるセカンドレグで、勝利のために少なくとも3点が必要となった。クロップ監督は「いくつかのことを改善すれば、もっと良くなることはもうわかっている」と話しながらも、「勝てるかって?もちろん、良いプレーをすれば可能だろう。ただし、3-0以上のスコアで勝てるかどうかはわからない」と語るにとどめている。一方で、「このような結果になった後、この瞬間は誰もが彼らの突破を確信しているだろう。だが、再び対戦するまで、つまりセカンドレグが終わるまでは何も決まっていない」とも語り、逆転へ
これまで、数々の“奇跡”を起こしてきたリヴァプール。セカンドレグはアウェイゲームとなるが、クロップ監督の“ラストイヤー”で、クラブ史に残るような逆転劇を演じることはできるだろうか。
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By サッカーキング編集部
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