フェネルバフチェ戦に先発した町田浩樹 [写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)のリーグフェーズ第1節が26日に行われ、フェネルバフチェ(トルコ)とユニオン・サン・ジロワーズ(ベルギー)が対戦した。
ユニオンSGにとって3シーズン連続となるELが幕を開けた。現在同クラブは、直近の公式戦8試合で1勝のみと調子が下降中。ヨーロッパの舞台で勝利を挙げ、復調のきっかけを掴みたいところだ。在籍4年目となるDF町田浩樹は左サイドバックとして先発した。対するは、今夏にジョゼ・モウリーニョ監督を招へいしたフェネルバフチェ。過去に2度ELを制覇した経験を持つ“スペシャル・ワン”の下、初戦での白星奪取を狙う。
試合は、立ち上がりからアウェイのユニオンSGがリズムを掌握。序盤から複数の決定機を生み出すと、17分に最終ラインでボールを繋ぎ、GKアントニー・モリスが前線へとロングフィードを送る。ロドリゴ・ベカンの背後に抜けたボールにフラニョ・イヴァノヴィッチが反応。ボックス内でDFのタイミングを外しながらシュートを放つが、Gkドミニク・リヴァコヴィッチに弾かれたボールはポストに直撃した。
ユニオンSGが攻勢を強めるなか、最初にスコアを動かしたのはフェネルバフチェだった。26分に連続でコーナーキックを獲得し、2本目は素早いショートコーナーを選択。セバスティアン・シマンスキが左サイドからクロスを入れると、ベカンが頭で折り返す。ゴール前にこぼれたセカンドボールをチャーラル・ソユンジュが押し込み、フェネルバフチェが先制に成功した。
後半に入ると、勢いを取り戻したフェネルバフチェがユニオンSGを脅かす。54分に右サイドでコーナーキックを獲得し、キッカーを務めたイルファン・カフヴェジがニアサイドにクロスを供給。ユセフ・エン・ネシリのヘディングは枠を捉えたものの、チャールズ・ヴァンホーテがゴールライン手前でブロックした。
カフヴェジとの対峙が目立った町田は、終始安定したディフェンスで左サイドを制圧。しかし、3CBの左にポジションを移して迎えた73分、エン・ネシリを背後に置いたタイミングで裏抜けを許してしまう。ペナルティエリア直前でケビン・マック・アリスターがエン・ネシリを倒し、決定機阻止により一発退場。ユニオンSGが数的不利となり、町田は再び左サイドバックに戻った。
すると、82分に再度スコアが動く。フェネルバフチェが敵陣でボールを奪い、エディン・ジェコが右サイドに展開。町田が足を伸ばすが届かず、オーバーラップしてきたブライト・オサイ・サミュエルがシュートを放つ。GKが弾いたボールがクリスチャン・バージェスに当たってゴールイン。オウンゴールでフェネルバフチェが追加点を挙げた。
後半アディショナルタイムにはユニオンSGがPKを獲得したものの、“名手”リヴァコヴィッチがストップ。その際にフェネルバフチェが退場者を出し、直後にユニオンSGが1点を返す。結局、そのまま試合は2-1で終了。フェネルバフチェが勝利した。次節は来月3日に行われ、フェネルバフチェはアウェイでトゥウェンテ(オランダ)と対戦。ユニオンSGはホームでボデ/グリムト(ノルウェー)と対戦する。
【スコア】
フェネルバフチェ 2-1 ユニオン・サン・ジロワーズ
【得点者】
1-0 26分 チャーラル・ソユンジュ(フェネルバフチェ)
2-0 82分 オウンゴール(フェネルバフチェ)
2-1 90+3分 ロス・サイクス(ユニオン・サン・ジロワーズ)
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By サッカーキング編集部
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