前日会見に出席したアルグアシル監督 [写真]=Getty Images
レアル・ソシエダを率いるイマノル・アルグアシル監督が、ヨーロッパリーグ(EL)第3節マッカビ・テルアビブ戦に向けた前日会見に出席した。23日、スペイン紙『マルカ』が伝えている。
今シーズンは、長年主力を張ってきたCBロビン・ル・ノルマン(現:アトレティコ・マドリード)とMFミケル・メリーノ(現:アーセナル)が退団した他、ケガ人も相次いだことで、苦しい序盤戦となったレアル・ソシエダ。それでも、ロベルト・オラべSDが「イマノル以上の人物はいない」と語った通り、クラブの哲学を熟知しているイマノル・アルグアシル監督は、公式戦直近5試合を2勝2分1敗と立て直しつつあり、ここからの巻き返しに期待が寄せられている。
そんなレアル・ソシエダは、24日に行われるEL第3節でマッカビ・テルアビブと対戦する。イスラエル・パレスチナ情勢により、セルビア・ベオグラードでの中立地開催となる中、前日会見に出席したアルグアシル監督は「観客がほとんどいないからといって、プランが変わることはない。ピッチに集中し、11対11で戦うのだから」としつつ、「相手は自国リーグで勝つことに慣れており、ヨーロッパリーグでは2敗を喫しているものの、1試合は土壇場で失点するという不当な負け方で、もう1試合も拮抗した内容を演じたチーム。我々は、非常に難しい試合を強いられるだろう」と試合展望を語った。
また、ELではここまで1分1敗。未だに勝ちがない状況について、同指揮官は「我々は、ずっと前からその一歩を踏み出そうとしてきた。残念ながら、今に至るまで結果はついてきていないがね。もちろん、自分たちがやっていることに継続性を持たせたいし、何よりも先日のように勝ちたいんだ」と強調。続けて「でも、それは複雑なこと。ヨーロッパでの1勝がどれだけ価値のあるものか、わかっているだろう。最大6ポイントのうち1ポイントしか取れてないから、勝ちたいと思っている。全力を尽くすつもり」と選ばれたクラブのみが集結する欧州大会で勝利する難しさを力説した。
さらに、明日のスタメンは未定と口にしたアルグアシル監督は「まだ考えているところ。リーグ戦での出場時間が短かった選手たちは、(前回の)ヨーロッパリーグで多くのメンバーを入れ替えたことから、より昂り、意欲的になっているだろう。ただ、私は試合に勝つために競争力のあるイレブンを編成することに集中しなければならない。それに、(アレックス・)レミロと(イゴール・)スベルディアにリスクを冒させたくなかったし、他にもコンディションが芳しくない選手がいることを覚えておく必要もある」と明かしている。
なお『マルカ』は、直近のジローナ戦はベンチスタートとなったMF久保建英のスタメン出場を予想。『5-4-1』の右サイドハーフに入ると見ている他、MFブライス・メンデスやMFベニャト・トゥリエンテス、FWウマル・サディクらを先発で起用してくると読んでいる。
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By サッカーキング編集部
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