先制点をマークした毎熊晟矢(左)[写真]=Getty Images
ヨーロッパリーグ(EL)決勝トーナメントプレーオフ・セカンドレグが20日に行われ、ガラタサライとAZが対戦した。
リーグフェーズで3勝2分3敗を記録し、勝ち点「11」の19位でプレーオフに進んだAZ。迎えたホームでのファーストレグはガラタサライに4-1の完勝を収めており、3点のアドバンテージを持ってアウェイでのセカンドレグへ臨む。前回対戦で先発出場を飾っていた毎熊晟矢は第2戦でもスタートから出場。右サイドバックに配置されている。
試合は序盤からガラタサライが支配率を高めるが、AZも鋭い攻撃で立て続けにチャンスを創出。複数の決定機はいずれもガラタサライGKギュナイ・ギュヴェンチの好セーブに防がれたものの、敵地で積極的にゴールへと迫る。
そんななか、前半終了間際の42分に毎熊が結果を残す。AZのスローインからプレーが再開され、相手を揺さぶるように左から右へと展開。ジーコ・ブールメスターからパスを受けたアーネスト・ポクがトラップでマーカーを剥がし、ペナルティエリア内に侵入する。駆け上がってきた毎熊が内側のスペースで横パスを引き出すと、相手選手に当たったボールが毎熊に跳ね返ってゴールイン。今大会2点目を挙げ、チームにリードをもたらした。
55分にもデンソ・カシウスが追加点を決めたAZだったが、一方のガラタサライも1分後に反撃。右サイドの浅い位置からルーカス・トレイラが最前線にフィードを送ると、手前で待つガブリエル・サラがスルーを選択する。流れたボールをヴィクター・オシムヘンがダイレクトで振り抜き、強烈な一撃で1点を返した。さらに70分、味方のスルーパスに反応したバルシュ・アルペル・ユルマズがボックス内左にスプリント。右足に持ち替えてゴール正面に折り返すと、ロランド・シャライがワンタッチでシュートを放つ。ボールはGKの手を弾いて枠内に吸い込まれ、スコアをイーブンとした。
結局、そのまま試合は2-2で終了。2戦合計6-3でAZが勝ち抜きを決めた。ラウンド16・ファーストレグは来月6日に行われる。
【得点者】
0-1 42分 毎熊晟矢(AZ)
0-2 55分 デンソ・カシウス(AZ)
1-2 56分 ヴィクター・オシムヘン(ガラタサライ)
2-2 70分 ロランド・シャライ(ガラタサライ)
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By サッカーキング編集部
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