チャンピオンズリーグ準々決勝セカンドレグが9日に行なわれ、バイエルンと日本代表MF香川真司の所属するマンチェスター・Uが対戦。香川は先発出場した。
ホームでのファーストレグを1-1で引き分けていたマンチェスター・Uは、敵地での一戦に臨むと、序盤からバイエルンにペースを握られた。それでも、17分にカウンターからウェイン・ルーニーが左サイドからクロスを入れると、アントニオ・バレンシアが飛び込んでゴールネットを揺らした。しかし、オフサイドと判定されて先制点とはならなかった。
前半はバイエルンのアルイェン・ロッベンに、度々左サイドからシュートを打たれたが、無失点で凌いで前半を折り返す。スコアレスのまま迎えた55分には、香川がミドルシュートを放ったが、GKマヌエル・ノイアーにキャッチされた。
膠着状態が続いた試合だったが、57分についに先制点が生まれた。マンチェスター・Uのバレンシアが右サイドを突破してクロスを入れると、ゴール前に走り込んできたパトリス・エヴラが左足のダイレクトシュートを叩き込んだ。
均衡が崩れたが、直後の59分に、マンチェスター・Uは右サイドからクロスを上げられると、ゴール前でバイエルンのマリオ・マンジュキッチにヘディングシュートで得点され、すぐさま追いつかれた。再び押し込まれると、68分に左サイドからロッベンにクロスを上げられると、ゴール前のトーマス・ミュラーに合わされ、逆転弾を浴びてしまった。
勝ち越されたマンチェスター・Uは、74分にハビエル・エルナンデスを投入。ところが、直後の76分にバイエルンのロッベンに右サイドからカットインされると、左足のシュートを決められてしまい、点差を広げられた。
3失点したマンチェスター・Uは、81分にアドナン・ヤヌザイをピッチに送り出したが、2点目を奪えずに1-3と敗戦。2試合合計スコアで2-4と下回り、ベスト8敗退となったことで、今シーズンの主要タイトルでの無冠が決まった。一方、バイエルンは3シーズン連続のベスト4入りとなった。なお、香川はフル出場した。
準決勝の組み合わせ抽選は、11日に行なわれる。
【スコア】
バイエルン 3-1 マンチェスター・U
(2戦合計4-2で、バイエルンがベスト4進出)
【得点者】
57分 エヴラ(マンチェスター・U)
59分 マンジュキッチ(バイエルン)
68分 ミュラー(バイエルン)
76分 ロッベン(バイエルン)