キャラガー氏、スアレスのバルセロナ移籍に「レアルの方が自然」

スアレス

バルセロナ加入が決まったウルグアイ代表FWルイス・スアレス [写真]=Getty Images

 元リヴァプール所属のジェイミー・キャラガー氏が、同クラブからバルセロナへの移籍が合意に至ったウルグアイ代表ルイス・スアレスについて語った。イギリス紙『デイリーメール』が伝えている。

 11日に、推定7500万ポンド(130億円)とも言われる移籍金でバルセロナへ移籍することになったスアレス。昨シーズンのプレミアリーグで31ゴールを挙げ、リバプールをリーグ2位に導く活躍を見せたスアレスだが、キャラガー氏は同選手がバルセロナで同様のパフォーマンスを披露できるか懐疑的だ。それは、バルセロナにアルゼンチン代表FWリオネル・メッシという中心人物がいるからだとキャラガー氏は主張している。

 約2年間をスアレスとともにプレーしたキャラガー氏は、同選手について以下のように語った。

「ルイスは、間違いなくバルセロナにとってのスターになりえる存在だ。彼は様々な選手とプレーしており、どんなクラブでも成功を収められるだけの能力がある。しかし、彼がカタルーニャでリヴァプールと同等の活躍をすることができるかを確信することはできない」

「ティエリ・アンリを思い出してほしい。彼は私が対戦した中で、おそらくプレミアリーグで最も偉大な選手の1人だった。しかし、アーセナルを去った後、彼が同様のプレーをしていたとは言えない。彼はチャンピオンズリーグなど7つのトロフィーを獲得した。だが、彼にはウイングでプレーしなければならないという厳しい役割があった」

「中央はリオネル・メッシの領域だ。そのため、バルセロナに連れて来られるストライカーは、中央でプレーする権利が与えられない。メッシはこの特別なチームの王だ。そのため、彼を中心にチームを編成することになる」

「ズラタン・イブラヒモヴィッチ、ネイマール、アレクシス・サンチェス、彼らは攻撃に秀でた才能溢れた選手であることに議論の余地はない。しかし、メッシと並んで活躍することができたとは言えない。ダビド・ビジャでさえ、バルセロナでのキャリアの終盤を失望で終えた」

「ならば、ルイスはどこでプレーするのか? メッシについては議論する余地がない。中央でプレーする。ネイマールは左で主にプレーしている。ならば右だろうか? ルイスはリヴァプールでしばしば右サイドに開いてプレーしていた。しかし、彼は毎試合でそれをしていなかった。彼は自由にプレーしていたね。彼は指定されたポジションに留まらないほうが輝くんだ」

「私は、彼がレアル・マドリードに移籍したほうが自然だったように思う。(クリスチアーノ・)ロナウドはスターだ。だが、カリム・ベンゼマよりもルイスの方がより良い選手だといえる」

(記事/超ワールドサッカー)

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