今夏の移籍市場において左サイドバックの補強が難航しているリヴァプールは、チェルシーの元イングランド代表DFライアン・バートランドの獲得に再び関心を示しているようだ。イギリス紙『デイリーメール』が報じている。
今夏、順調に補強を続けるリヴァプールだが、トップターゲットと目されるセビージャのスペイン代表DFアルベルト・モレノとの交渉が暗礁に乗り上げている。さらに次善策として獲得を狙っていたスウォンジーのウェールズ代表DFベン・デイビスも、先日トッテナムへの移籍が決定。この状況を受けて、クラブは今冬に獲得を試みていたと言われるバートランドの獲得に向けて再び動き出しているようだ。
同紙によると、現在リヴァプールはバートランド獲得に向けて800万ポンド(約13億8000万円)前後のオファーを準備しているという。ただ、チェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督は同リーグのライバルへ選手を放出することを望んでおらず、交渉は一筋縄では行かない見込みとなっている。
チェルシーの下部組織出身のバートランドは、いくつかのレンタル移籍を経て2012-13シーズンにリーグ戦19試合に出場するなど、徐々にトップチームでの出場機会を増やしてきた。しかし、昨シーズンはモウリーニョ監督の構想外となったため、今年1月にアストン・ヴィラへレンタル移籍していた。
(記事/超ワールドサッカー)