主力流出のサウサンプトン、シュネデルランらもトッテナム移籍か

　日本代表DF吉田麻也のサウサンプトンに所属するフランス代表MFモルガン・シュネデルランとイングランド代表FWジェイ・ロドリゲスに、トッテナム移籍の可能性が浮上している。イギリス紙『ガーディアン』が28日に報じた。

　サウサンプトンは今夏の移籍市場で、イングランド代表FWリッキー・ランバートと同MFアダム・ララーナ、クロアチア代表DFデヤン・ロヴレンの3選手がリヴァプールへ、イングランド代表DFルーク・ショーがマンチェスター・Uへ移籍するなど、2013－2014シーズンのプレミアリーグ8位フィニッシュの原動力となった主力選手が多数流出している。28日には、U－19イングランド代表DFカラム・チャンバースのアーセナル移籍も決定した。

　選手放出が止まらないサウサンプトンだが、報道ではさらに、シュネデルランとジェイ・ロドリゲスにもトッテナム移籍の可能性があると伝えられた。トッテナムは、2013－2014シーズンまでサウサンプトンを指揮していたマウリシオ・ポチェッティーノ監督が新指揮官に就任している。

　同紙によれば、サウサンプトンは、ロナルド・クーマン新監督の構想において不可欠と考えられているシュネデルランについて、要求額として2700万ポンド（約46億7000万円）を提示することで、オファーを拒むことを企図していた。しかし、シュネデルランがトッテナムに加入して再びポチェッティーノ監督の下でのプレーを希望し、継続的に話し合いが行われた結果、金銭面でも歩み寄りを見せていると伝えられた。

　また、4月のリーグ戦で右ひざ前十字じん帯を断裂する重傷を負い、ブラジル・ワールドカップ出場を逃したジェイ・ロドリゲスについても、移籍が個人合意に達していると報じられた。