ヤング(右)が2得点を挙げたマンチェスター・Uが快勝 [写真]=Man Utd via Getty Images
プレシーズンマッチ「インターナショナル・チャンピオンズカップ」のグループA第6試合が2日に行われ、日本代表MF香川真司のマンチェスター・Uとレアル・マドリードが対戦。香川はベンチスタートだった。
7月26日の初戦でローマを3-2で破ったマンチェスター・Uは、29日のインテル戦ではPK戦の末に勝利。今節ではインテル戦と同様に、ウェイン・ルーニーとダニー・ウェルベックが2トップを組み、トップ下の位置にはフアン・マタが入った。中盤センターには、アンデル・エレーラとダレン・フレッチャーが並んだ。
一方、初戦でインテルにPK戦の末に敗れ、第2戦ではローマに0-1と完封負けを喫したレアル・マドリード。今節は、GKイケル・カシージャスやペペ、セルヒオ・ラモスらが守備陣を構成し、ギャレス・ベイルやルカ・モドリッチらも先発メンバーに名を連ねた。
均衡を破ったのはマンチェスター・Uだった。21分、ゴール前でのパス交換から、最後はウェルベックのアシストを受けたアシュリー・ヤングが右足シュートでゴールネットを揺らした。一方のレアル・マドリードも27分に反撃。自身が得たPKをベイルが沈め、同点に追いついた。
前半から点の取り合いとなった一戦は37分、マンチェスター・Uが勝ち越しに成功。アシュリー・ヤングがペナルティーエリア左角付近から右足でクロスボールを上げると、飛び込んだルーニーは届かなかったものの、インスイングのカーブがかかった浮き球がそのままゴールに吸い込まれた。前半は2-1で終了した。
1点リードのマンチェスター・Uは62分、3選手を交代。香川がマタに代わってピッチに立った。一方のレアル・マドリードも、74分にクリスティアーノ・ロナウドを投入。古巣との一戦で途中出場を果たした。香川は80分、ペナルティーエリア手前の右サイドでボールを持つと、左前方へ絶妙なクロスボールを供給。GKと最終ラインの間のスペースに飛んだボールを、ハビエル・エルナンデスが頭で合わせ、3点目を記録した。
インターナショナル・チャンピオンズカップには8クラブが参加し、2グループに分かれて1次リーグを戦い、両組の首位が8月4日の決勝に進む。グループAでは、マンチェスター・Uが3試合を終えて勝ち点を8とし、首位通過が決定。決勝進出を決めた。
【得点者】
1-0 21分 ヤング(マンチェスター・U)
1-1 27分 ベイル(レアル・マドリード)
2-1 37分 ヤング(マンチェスター・U)
3-1 80分 エルナンデス(マンチェスター・U)