ファン・ハール監督(左)と握手を交わすルーニー(右)[写真]=Man Utd via Getty Images
日本代表MF香川真司が所属するマンチェスター・Uのイングランド代表FWウェイン・ルーニーが、近くクラブの新主将に任命される予定であると、5日にイギリス紙「デイリーメール」が報じた。
ルーニーはプレシーズンのアメリカ遠征で5得点を記録し、5試合目にして初めて主将としてチームをけん引した「インターナショナル・チャンピオンズカップ」の決勝戦では、宿敵リヴァプールを相手に反撃の狼煙となる同点ゴールも決め、3-1での勝利に貢献。プレシーズンの大会ながら、ルイス・ファン・ハール新体制で初の栄冠を手にした。
同大会のMVPに選出されたルーニーは、アメリカ遠征を次のように振り返った。
「僕らはいいプレーをして勝利を築きたかったし、そうしてみせた。トロフィーも獲得したし、リヴァプールを倒すのは常に良い事。僕らはアメリカ遠征で果たした仕事に満足しているし、次のバレンシア戦に目を向け、それから開幕戦に備える」
「アメリカでは、いい2週間を過ごせた。僕らは今までと違うスタイルのサッカーを求める新監督を有したし、順応しなければならなかった。僕らは強豪チームを相手に好結果を築けたから、満足していいと思う」
「僕は新しい布陣が僕だけでなく、チームにも合っていると思う。監督は選手たちの実力を見て、チームに見合う最善策を練り出した。彼は厳しい監督だけど、チームに来てから素晴らしい仕事をしている。彼は僕らみんなにサッカーに対する今までとは違った見方を与えてくれたし、それは素晴らしい事だ。今後もそうしたことが続くことを願っている」
マンチェスター・Uは5日、 アメリカからマンチェスターへと戻り、6日の練習からはアメリカ遠征に帯同しなかったオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーやベルギー代表MFのマルアン・フェライニと同MFアドナン・ヤヌザイらが合流する。チームは12日に本拠地オールド・トラフォードでプレシーズン最後の親善試合をバレンシアと行い、16日の開幕戦、スウォンジー戦に備える。