ヴェンゲル監督、マンUからDFフェルメーレンへのオファー認める

　アーセナルを率いるアルセーヌ・ヴェンゲル監督は、今夏に同クラブからの退団が噂されるベルギー代表DFトーマス・フェルメーレンの移籍に関して語った。イギリスメディア『スカイスポーツ』をはじめとするイングランドの複数メディアが7日にを伝えている。

　ヴェンゲル監督は、フェルメーレンの移籍先に関して、マンチェスター・Uが選択肢の1つであることを認めた。

「マンチェスター・Uは、オファーを提示してきたクラブの1つだ。フェルメーレンは我々の下を離れたがっている。今の彼は、プレーできる場所を欲しているからね。その希望を叶えることができるようなチャンスがあるならば、我々はそれを邪魔することはできない」

　一方で、イギリス紙『ガーディアン』は、ほかにも海外のクラブからフェルメーレンへのオファーが届いていることを強調するヴェンゲル監督のコメントを掲載。同監督はマンチェスター・Uからのオファーを認めつつ、フェルメーレンを国外のクラブへ移籍させたいとの考えを示唆した。

「彼に対するオファーは海外のクラブからもあり、あのオファー（マンチェスター・Uへの移籍）はあくまでも1つのオプションに過ぎない。現在はオファーを吟味している段階だが、（フェルメーレンの去就は）まもなく決まるだろう」

　アーセナルでドイツ代表DFペア・メルテザッカー、フランス代表DFローラン・コシールニーとのポジション争いに敗れたフェルメーレン。今シーズン限りでアーセナルとの契約が切れる同選手には、以前からマンチェスター・Uやバルセロナが興味を示しているといわれており、ここ数日にわたって同選手の去就に関して様々な情報が錯綜していた。

（記事／超ワールドサッカー）