プレミアリーグの2014-15シーズン開幕節が17日に行われ、リヴァプールと日本代表DF吉田麻也の所属するサウサンプトンが対戦。吉田は先発出場となった。
昨シーズン、リーグ戦2位で終えたリヴァプール。エースFWルイス・スアレスはバルセロナへ移籍したが、この日の対戦相手であるサウサンプトンから、リッキー・ランバート、アダム・ララナ、デヤン・ロヴレンの3選手を獲得するなどした。同試合ではロヴレンが早速古巣相手に先発。一方、前述3選手をはじめ、ルーク・ショーやカラム・チャンバースなどがチームを去ったサウサンプトンは、新戦力のGKフレイザー・フォースターやグラツィアーノ・ペッレらがスタメンとなった。
試合はホームのリヴァプールペースで進むと23分、ジョーダン・ヘンダーソンのロングスルーパスに抜け出したラヒーム・スターリングがGKとの1対1を制して、先制に成功する。サウサンプトンは34分に左サイド浅い位置からジェームズ・ウォード・プラウズが蹴ったボールが直接ゴールに向かったが、GKシモン・ミニョレが下がりながら弾き出した。前半アディショナルタイムにもモルガン・シュネデルランのミドルシュートが枠に飛ぶが、ミニョレが好セーブを見せた。
後半に入り56分、サウサンプトンは右サイドのナサニエル・クラインがドゥシャン・タディッチに縦パスでボールを預けると、リターンのヒールパスをエリア内に走りこんで受け、そのまま豪快に右足のシュートでネットを揺らして同点とした。
ペースを掴んだサウサンプトンは62分に左サイドを崩して最後は中央のスティーヴン・デイヴィスにチャンスが訪れたがシュートはGKミニョレの好守に遭った。
迎えた79分、リヴァプールは左サイドのクロスからゴール前で混戦となり、スターリングがヘディングで前へ送ったボールを最後はダニエル・スタリッジが押し込んで勝ち越しに成功。88分にシュネデルランのゴール前でのシュートがクロスバーを叩くなど、サウサンプトンは再度追いつくことはできず、リヴァプールが2-1で勝利した。なお、吉田はフル出場している。
白星で新シーズンをスタートさせたリヴァプールは次節、アウェーで昨シーズンの王者であるマンチェスター・Cと対戦。サウサンプトンはホームでウェスト・ブロムウィッチと対戦する。
【スコア】
リヴァプール 2-1 サウサンプトン
【得点者】
1-0 23分 ラヒーム・スターリング(リヴァプール)
1-1 56分 ナサニエル・クライン(サウサンプトン)
2-1 79分 ダニエル・スタリッジ(リヴァプール)