日本代表MF香川真司が所属するマンチェスター・Uのルイス・ファン・ハール監督が、今夏の移籍期限日の9月1日までに香川とMFトム・クレバリーの放出準備を固めている事が明らかとなった。22日のイギリス紙『イブニンング・スタンダード』が報じた。
同紙によると、香川とクレバリーはファン・ハール監督から起用の優先順位を低く設定されており、香川に至っては同じトップ下をこなす選手として、スペイン代表MFフアン・マタ、イングランド代表FWウェイン・ルーニー、ベルギー代表MFアドナン・ヤヌザイらに次ぐ4番手の選手とみなされているという。
香川は昨シーズン、デイヴィッド・モイーズ前監督体制で4-2-3-1の 左MFとして起用されることが多かったが、新体制の布陣は左MFが サイドバックの役目を兼任しなければならないため、守備力の低い香川は同ポジションでは構想外となっている。
このほか、ファン・ハール監督はイングランド代表FWダニー・ウェルベックを放出する構えも見せていると報じられており、同日の会見で同監督は「我々は全ての選手に敬意を払っているし、このクラブでプレーしている選手が間違っているとは言い難い。我々は最初の2週間とその後の2週間で数多くの選手たちと話し合ってきた。我々は順序立てながら、正しい判断をしている」と語った。
マンチェスター・Uは、23日に行われるプレミアリーグ第2節でサンダーランドと対戦する。