チャンピオンズリーグ・プレーオフのセカンドレグが27日にエミレーツ・スタジアムで行われ、FW宮市亮のアーセナルがベシタクシュに1-0で勝利を収めた。この結果、2戦合計1-0でアーセナルが本大会進出を決めた。宮市はベンチ外だった。
アウェーでのファーストレグを0-0で終えたアーセナルは、出場停止のアーロン・ラムジーなど、前回の対戦から4人の先発メンバーを変更。23日のプレミアリーグ第2節エヴァートン戦で今シーズン初出場を果たしたメスト・エジル、ペア・メルテザッカーのドイツ代表組をこの試合でも起用した。また、同試合で負傷したオリヴィエ・ジルーの代わりに、最前線にはアレクシス・サンチェスが起用された。
アーセナルは、立ち上がりからボールポゼッションを高め、ベシクタシュにプレッシャーをかけていく。8分にはバイタルエリアでA・サンチェスが潰され、こぼれたボールを拾ったジャック・ウィルシャーがボックス内まで持ち込み、左足を振り抜いたがボールはゴール右に外れた。
ホームで攻勢を見せるアーセナルだったが、ベシクタシュのソリッドな守備を攻略できない状況が続く。しかし、前半アディッショナルタイムにマテュー・ドゥビュシーの右クロスのセカンドボールを拾ったウィルシャーが、エジルとのワンツーでボックス内に侵入を試みると、相手DFに当たり、流れたボールをA・サンチェスが右足でゴール左隅に流し込んだ。
A・サンチェスの移籍後初ゴールでリードしたアーセナルは、後半に入っても猛攻を仕掛ける。52分、ウィルシャーのラストパスをボックス右深い位置で受けたローラン・コシールニーがシュート。さらに60分には左サイド高い位置でエジルが倒されFKを獲得すると、サンティ・カソルラのFKをファーサイドのドゥビュシーがヘディングシュートで狙うも、これはゴール右に外れた。
アウェーゴールを決めて逆転プレーオフ突破を狙うベシクタシュは、64分にマテュー・フラミニのクリアミスを拾ったデンバ・バがチャンスを迎えるも、シュートはサイドネットを叩いた。
その後、試合は徐々にオープンな展開となる。アーセナルは75分、ナチョ・モンレアルのGKとDFの間を狙った左クロスをアレックス・チェンバレンが押し込むも、これはGKトルガ・ゼンギンのファインセーブに阻まれた。その直後、カウンターを狙ったムスタファ・ペクテメクに対し、ドゥビュシーが後方から引き倒してしまうと、この試合2枚目のイエローカードで退場となる。
数的不利になったアーセナルは、試合終盤にベシクタシュの猛攻を受けるが、最後までリードを守りきり、試合終了を迎えた。この結果、アーセナルは17年連続のチャンピオンズリーグ本戦出場を決め、敗れたベシクタシュはヨーロッパリーグへ回ることとなった。
(記事/超ワールドサッカー)
【スコア】
アーセナル 1-0(2試合合計1-0) ベシクタシュ
【得点者】
1-0 45分+1 アレクシス・サンチェス(アーセナル)