かつてリヴァプールやマンチェスター・Uでプレーした元イングランド代表FWマイケル・オーウェン氏は、プレミアリーグに所属する若手がビッグクラブで台頭しない理由について自論を展開した。イギリス紙『マンチェスター・イブニング・ニュース』が10日に伝えている。
現役時代にリヴァプールの下部組織で育ち、クラブとイングランド代表のエースストライカーとしての階段を上り詰めたオーウェン氏は、プレミアリーグのビッグクラブで見られる外国籍選手の積極起用が、将来を嘱望される若手から成長の場を取り上げているとの考えを明かした。
「現在のイングランド国内で若手が唯一成功を収めることができるのは、小さなクラブでプレーするときだけだ。ビッグクラブでは、若手の成長を期待できない現状にある。ローンで小規模なクラブへ渡った方が、選手として成長するためには得策だろうね」
「ユースから上がったばかりの若手が、どのようにしたらセルヒオ・アグエロやヤヤ・トゥーレからポジションを奪えると思う? 彼らには申し訳ないが、僕はノーチャンスだと思うね。僕らは最高の施設、優秀なコーチングスタッフ、潤沢な資金を有する、世界で最も裕福なフットボール大国だ。しかし、それらが障壁になっていて、若手がチャンスを掴むのは極めて難しい」
(記事/超ワールドサッカー)