アーセナルのドイツ代表FWルーカス・ポドルスキが、16日に行われたチャンピオンズリーグ・グループステージ第1節、日本代表MF香川真司の所属するドルトムントとのアウェー戦で、すね当てを同僚から借りて出場していたことが明らかとなった。イギリス紙『デイリー・メール』が報じている。
ドルトムント戦が今シーズンの公式戦2試合目となったポドルスキは、0-2で迎えた77分に途中出場する際、すね当てを失くしたことに気が付いて取り乱した。しばらくチームメートとベンチを探し回ったが結局見つからず、急遽ドイツ代表MFメスト・エジルからすね当てを借りてピッチに立った。アーセナルを率いるアルセーヌ・ヴェンゲル監督が声を掛けてからピッチに立つまでに5分を要したとされている。
ドイツ代表のムードメーカーとして知られるポドルスキは今シーズン、アーセナルで定位置を確保できておらず、今夏の移籍市場終盤には放出も噂されていた。同試合前にもドルトムントのユルゲン・クロップ監督やドイツ代表MFケヴィン・グロスクロイツらと談笑し、スタンドのドルトムントファンのサインに応じるなど、奔放自在かつ型破りな行動をとっていた。
試合前にはドイツ紙『ビルト』に対し、香川とも親しいグロスクロイツと、負けた方が試合後にケバブを買いに行くという賭けもしていたポドルスキだが、今回ばかりはヴェンゲル監督の逆鱗に触れてしまったかもしれない。