マンチェスター・Cは21日、ホームでプレミアリーグ第5節チェルシー戦を迎える。元イングランド代表MFフランク・ランパードがインタビューに応えた。コメントを19日付の大手メディア『スカイスポーツ』が報じている。
ランパードは、今夏13年間過ごしたチェルシーを去り、MLS(メジャー・リーグ・サッカー)に所属するニューヨーク・シティFCへ移籍。同クラブは2015年からMLSに参戦する新規クラブのため、その開幕までの半年間を、同じオーナーグループが所有しているマンチェスター・Cでプレーすることになった。
古巣チェルシーに対し「試合に出たとして、誰のことも軽視したりはしない。何も(問題は)無いよ。ただチェルシーに対してはいい感情を抱いている。みんなは僕があそこで沢山のことを得たことは知っているだろう」と感慨深げに語った。
移籍の経緯についてランパードは「過去にプレミアリーグに所属する他のチームに移籍することはないと言ったのを覚えているよ。そうなるなんて考えもしなかった。チェルシーを退団する時に、海外でプレーしてみたいという感情が芽生えた。だからニューヨークとサインしたんだ。これは僕にとって大きなチャンスなんだ」とチェルシー時代は他のイングランドのクラブに所属することなど考えていなかったことを明かしている。
ライバルクラブへの電撃加入に批判の声もあるが、同選手は「僕がシティへ行くためにこの状況を作ったと主張する人がいるのは知っている。でも違うよ。(所属クラブが無ければ)個人でトレーニングすることが、アメリカでプレーする前にフィットネスを維持する唯一の方法だった。でもその時シティがトレーニングのための機会を与えてくれ、チームの一員にしてくれた。素晴らしいクラブだ」と、マンチェスター・Cへの移籍は望んだものではなかったとしながらも、トレーニングの機会を与えてくれたクラブに感謝した。