ランパード(左)が将来的に自身の後継者として監督になることを予想したモウリーニョ(右) [写真]=Getty Images Sport
チェルシーは、21日アウェーでのプレミアリーグ第5節マンチェスター・C戦を迎える。同試合を前にチェルシーを率いるジョゼ・モウリーニョ監督が、昨シーズンを含め4年間指導した、マンチェスター・C所属の元イングランド代表MFフランク・ランパードについて語った。コメントを19日付のイギリス紙『デイリー・ミラー』が報じている。
13年間プレーしたチェルシーを去ったランパードについて、モウリーニョ監督は「これは彼のキャリアにおける一つのピリオドだ。我々は彼がニューヨークでプレーすると考えた。そして彼はシティでプレーすることを決めた。それは一つのオプションで、正しい選択をしたと思う」と同選手の選択を尊重した。
ランパードは名実ともにチェルシーのレジェンドであり、ロマン・アヴラモヴィッチ会長も「いつでも望む時に帰ってこられる」と語る。これについて同監督は「彼がチェルシーで築いた歴史はアンタッチャブルだよ。私は将来、(彼について)何も失われることはないと思う。彼はいつかここに戻ってくることが出来るだろう。そして彼が望めば監督として私の後を継ぐことも出来るだろう」と、ランパードが将来監督としてチェルシーに戻ってくることが出来るという考えを語っている。
ここまでライバルのマンチェスター・Cに勝ち点5差をつける好調ぶりに「今の私の気持ちはファンと一緒で幸せだよ。今のチーム状態はいい。結果も残している。シャルケとの引き分けはよくなく、ドラマティックにはならなかったが、チームの方向性はその哲学だけではなく、ピッチの上でも示せている。すべてがポジティヴな状況にあるよ」と喜びを表した。
昨シーズンの対戦では握手をせずに、確執が噂されるマンチェスター・Cのマヌエル・ペジェグリーニ監督について「私は彼を家でのディナーに招くことはないし、彼も私をランチに誘うことはないだろう。だが私は彼を人としても監督としても尊敬している。ジェノバで彼と会っている。彼のホーム(スタジアム)でならお互いに握手を交わすだろう。彼との間に問題はない。問題からは程遠い」と噂を否定し、今回は握手をすることを示唆している。