UEFA(欧州サッカー連盟)が近日中にFFP(ファイナンシャル・フェアプレー=支出が収入を超えないようにする制度)に違反している可能性のあるクラブの調査に乗り出すことが明らかとなった。24日のイギリス紙『デイリーメール』が報じた。
同紙によると、違反しているクラブはプレミアリーグのリヴァプールをはじめ、セリエAの日本代表DF長友佑都が所属するインテルとローマ、リーグ・アンのモナコであるとされ、罰金処分には科されないものの、チャンピオンズリーグの賞金獲得が保留になる可能性があるという。
リヴァプールは2012-13シーズンに4980万ポンド(約87億円)の赤字を累計しており、FFPが設定している「2011年から2シーズンの赤字限度額が3540万ポンド(約62億円)を超えてはならない」という規則に違反している可能性がある。
一方、UEFAは今シーズン開幕前にプレミアリーグのマンチェスター・Cとリーグ・アンのパリSG対し、FFP違反があったとして5000万ポンド(約88億円)の仮罰金処分を科している。