QPR(クイーンズ・パーク・レンジャーズ)に所属する元イングランド代表DFリオ・ファーディナンドが、引退後のキャリアについて語った。8日付のイギリス紙『ガーディアン』がコメントを伝えている。
今夏、12年間プレーしたマンチェスター・Uを退団しQPRに移籍するも、プレミアリーグ第4節ではシーズン早々の古巣との対戦に0-4で敗れ、マンチェスター・Uに今シーズン初勝利を献上。しかし、今でも同クラブへの思いは強いようで、引退後は監督として、古巣であるマンチェスター・Uやイングランド代表を率いることが将来的な目標であると語っている。
「まだそこまで先のことを考えているわけではない。まずはすべてのコーチングライセンスを取得して、やるべきことをすべてやった時に、機会があるかを見る事ができる。僕はすべてのライセンスを取れたら、すぐにマンチェスター・Uの監督になれるなんて考えるほど馬鹿じゃないよ。でも、どんな舞台でも、いつかはベストに上り詰めたいし、それはユナイテッドや代表を率いることを意味するね」
また、プレミアリーグ7試合を消化した時点で4位という、マンチェスター・Uの現況については「ここまでユナイテッドは苦戦しているし、まだ4位という良くないシーズンを送っている。でも彼らがフォームを取り戻し、継続出来たら、またいつもの位置に戻ってくるだろうね」とコメント。上位に戻ってくる可能性は十分にあると予想した。
さらにファーディナンドは、ユナイテッド復活の鍵となるのは、やはりクラブを率いるルイス・ファン・ハール監督になると予想。ここまでの同監督の采配を評価しつつも、時間を与えるべきと、次のように主張している。
「単純にチャンピオンズリーグ出場権を獲得することだけでなく、問題なくトップ4に戻り、チームを再構築していかなければならない」
「ファン・ハール監督は過去とは違うプレーを求めている。彼には哲学があり、それを信じ、100パーセントの信頼を寄せる。そして彼はチームに対して献身的な姿勢を見せている。時に時間がかかることもあるが、彼は正しい選択をしていると思う」