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元イングランド代表MFダイアー、プレミア史上初の大喧嘩を語る

2014.10.22

ピッチで喧嘩するボウヤー(左から2人目)とダイアー(3人目) [写真]=Getty Images

 元イングランド代表MFキーロン・ダイアーが、ニューカッスルに在籍した2005年に行われたアストン・ヴィラ戦(0-3でホームのニューカッスルが敗北)で、同僚の元同代表MFリー・ボウヤーと演じた試合中の大喧嘩について口を開いた。20日のイングランド紙『ニューカッスル・イブニング・クロニクル』が報じた。

 この一件で、ダイアーが3試合、ボウヤーが4試合の出場停止処分に科され、ボウヤーには20万ポンド(約3500万円)の罰金処分が科された。ダイアーはプレミアリーグ史上初となった殴り合いの大喧嘩の一部始終について次のように語っている。

「僕らはプレーしていて、彼がショートパスを求めて寄って来た時、僕は別の選手にパスした。彼は『俺によこせ』と言ったけど、僕は『ボールは失ってない。何を言うんだ』と言った。その5分後、彼がまた寄ってきて僕が別の選手にパスしたら『お前はちっともパスをよこさない』と言ってきたから、僕は『お前が○○だからパスしないんだよ』と言ったんだ」

「暴言が飛び交い、彼が完全にキレた。彼は『お前、何つった?』と言い、僕は『聞こえただろ』と言い返した。彼が近寄ってきたから、僕は何かされると思った。彼がパンチを浴びせてきた時、僕は『体重を乗せないと痛くないぜ』と思ったけど、次の瞬間、『こいつは5万人の前で何てことをしてるんだ』と考えていた」

「僕は同僚とケンカすることで退場になるなんて知らなかったから、レッドカードを出された時は『マジかよ』と思った。僕が先に退場し、仕返しをしようとトンネルで待ち構えていた。彼が来たら2人のデカいフィジオが僕らをマンガみたいに担いで喧嘩を止めたんだ」

「僕が仕返しをすることを考えていたら、試合終了の笛が聞こえた。控室では(ジャン・アラン・)ブームソン(元フランス代表)が『ケンカしたいならしろ』と言い、(グレアム・)スーネス(元監督)が『ケンカしたら俺が二人ともボコボコにするぞ』と言った。アル(元イングランド代 表FWアラン・シアラー)があんなにキレたのを見たのも初めてだったし、自己中の恥と言われた」

 ボウヤーは2012年、ダイアーは13年に現役を引退したが、今でも友好関係は保っているようで、ダイアーは「彼とは今でも会うし、友達だ。彼はああいう奴だった。今でもボコボコにしてやりたいと思うけどね」と冗談交じりに話した。

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