自著の中で元同僚のバロテッリ(右)について語ったアグエロ(左) [写真]=Getty Images
マンチェスター・Cに所属するアルゼンチン代表FWセルヒオ・アグエロは、25日に出版された自伝のなかで、2011年から2013年までチームメイトだった、現在リヴァプール所属のFWマリオ・バロテッリとの逸話を語った。24日付のイギリス紙『デイリー・ミラー』が内容の一部を掲載している。
アグエロは、自伝『セルヒオ・クン・アグエロ:ボーン・トゥ・ライズ-マイ・ストーリー』の中で、バロテッリについて「いまだにマリオ・バロテッリがシティにいないことを寂しく思うよ。彼は僕らを楽しませてくれた。みんな彼が少しクレイジーなことはわかっていたよ。いつもバカなことを考えては、やろうとしていたね。彼をからかわずにはいられなかったし、変なあだ名で彼を呼んでイジっていた。でも彼は僕が彼のことを大好きなことを知っていたし、みんな彼のことが大好きだった」と、同選手との思い出を振り返った。
同選手の異常ともとれる行動について「彼のおかしな行動は、きっと何か異質な気持ちとか不安からきていると思う。彼は、誰も自分のことを愛してくれなかったと言っていたし、本当にそうだったんだと思う」とつづり、同選手の家庭環境に原因があることを推測している。
ある日の出来事について、アグエロは「彼はこんなことを言ってきたんだ。『トレーニングに向かっているだけなのに警察が俺の後をつけて、俺と話をしたいと言ってくる』と言っていたから、僕は『変だな!スピード違反か、車を誰かにぶつけたりでもしたんじゃない?』と言ったんだ。でもその後も時々、クラブの受付にまで警察からの面会要請が届いていて、彼は『警察のクソヤロー!』って叫んでいたよ。それからは、警察の前を通るときはビクビクしながら、慎重に、そそくさと運転していたね」と、バロテッリが執拗に警察に追われていたことに疑問を抱いた。
また2011-12シーズンの最終節で劇的に優勝を決めた場面について、「チームメイトが僕を地面に引き倒して、みんな僕に『大好きだー!!』って言ってきたんだ。マリオは僕を捕まえて『ホントにすごい野郎だ!大好きだぜバカヤロー!』って言っていた」と、歓喜の瞬間についてつづっている。
最後に、バロテッリが2013年1月にマンチェスター・Cを退団した後も連絡をくれたことについて「典型的なマリオの例がある。昨シーズン、チャンピオンズリーグでバルセロナと戦った試合で、僕はけがのためにスタンドにいた。そうしたら知らない番号から電話がかかってきて、出てみたらマリオだった。『おい!マリオだよ!調子はどうだ? シティ頑張れ!シティ頑張れ!』とだけ言って電話は切れたんだ」という秘話を語り、バロテッリの仲間思いな一面を明かした。
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