キャピタル・ワン・カップ4回戦が29日に行われ、前大会王者のマンチェスター・Cは、ホームでニューカッスル戦に臨み、0-2で敗れた。
11月2日のプレミアリーグ第10節でマンチェスター・Uとの“マンチェスター・ダービー”を控えるマンチェスター・Cは、キャプテンのヴァンサン・コンパニやエースのセルヒオ・アグエロなど、主力数名をベンチに置いてニューカッスル戦に臨んだ。
開始直後にヤヤ・トゥーレの直接FKで相手ゴールを脅かすなど、上々の入りを見せたマンチェスター・Cだったが、ミスから先に失点してしまう。6分、自陣でのフェルナンジーニョのボールロストから、ロランド・アーロンズにGKウィリー・カバジェロの股の間を抜くシュートを決められた。
ホームでリードを奪われる展開となったマンチェスター・Cは、失点直後に更なるアクシデントに見舞われた。相手との接触で足を痛めたダビド・シルバがプレー続行不可能となり、負傷明けのサミル・ナスリとの交代でピッチを後にした。
何とか嫌な流れを払拭したいマンチェスター・Cは、ステファン・ヨヴェティッチやエディン・ジェコが積極的にシュートを放って行く。21分にはボックス左でボールを受けたヨヴェティッチに絶好のゴールチャンスも、ここは相手の素早い寄せに阻まれた。
一方、控え中心の布陣ながら躍動感溢れるプレーを見せたニューカッスルは、33分にもセットプレーからゴール前に抜け出したポール・ダメットが決定的なワンタッチボレーを放つが、GKカバジェロの好守に遭い、前半のうちに2点目を奪うことはできなかった。
迎えた後半もボールを保持して攻勢に出るマンチェスター・Cだが、運動量で勝る相手のアグレッシブなプレーに手を焼いた。それでも、ジェームズ・ミルナーやアレクサンドル・コラロフが上げる高精度のクロスを起点に何度かゴールに迫るも、前半同様に最後の精度に欠けた。
ホームで負けられないマンチェスター・Cは、60分にヤヤ・トゥーレを下げてヘスス・ナバス、71分にはナスリを下げて切り札のアグエロを投入した。だが、次の得点を奪ったのはニューカッスルだった。76分、ボックス付近で強引に縦へ仕掛けたムサ・シッソコがボックス左から冷静にゴールネットを揺らした。
その後、マンチェスター・Cは試合終盤にかけて猛攻を仕掛けたが、守備を固めて逃げ切りを図る相手の守備を最後までこじ開けることができず。本拠地エティハド・スタジアムで痛恨の敗戦を喫し、まさかの4回戦敗退となった。
(記事/超ワールドサッカー)
【スコア】
マンチェスター・C 0-2 ニューカッスル
【得点者】
0-1 6分 ロランド・アーロンズ(ニューカッスル)
0-2 76分 ムサ・シッソコ(ニューカッスル)