仮想順位では1位になるアーセナル [写真]=Getty Images
プレミアリーグ公式記録を管理する『オプタ』のライアン・キーニー氏によると、第9節を終えた時点で、イングランド人選手のゴールだけで勝敗を割り出した仮定の統計で、アーセナルが4勝5分けの無敗でトップを走っていることが明らかとなった。29日のイギリス紙『メトロ』が報じた。
プレミアリーグ勢として史上初めてチャンピオンズリーグで先発メンバーを外国人選手で固め、つい数年前まで「外国人偏重」の体制が批判の的となっていたアーセナル。だが、今シーズンに入ってイングランド代表に名を連ねる選手の数が5人で最多となり、けがで離脱中のFWセオ・ウォルコットが復帰すれば、トップチームの主力イングランド人選手は6名となる。
アーセナルは、今夏マンチェスター・Uから獲得した同国代表FWダニー・ウェルベックが2得点を挙げており、MFジャック・ウィルシャーとMFアレックス・オックスレイド・チェンバレンが1得点で続いている。
この統計によると、主力イングランド人選手がDFのジョン・テリーとDFガリー・ケイヒルのみのチェルシーが無得点の未勝利で18位に低迷しており、3位のリヴァプールは最多9得点を記録しているものの、失点数も5と、同ランキングでも守備が課題となっているようだ。
『ウィリアム・ヒル』などの大手ベッティング会社は、今シーズンのプレミアリーグ優勝候補の一番人気に軒並み首位を快走中のチェルシーを置き、現実味を帯びてきているだけに、他クラブのファンはこうした仮想ランキングに一喜一憂するのかもしれない。