ターラブト(左)のメンバー入りを示唆したレドナップ監督 [写真]=Getty Images
QPR(クイーンズ・パーク・ レンジャーズ)は11月1日に、プレミアリーグ第10節のチェルシー戦を迎える。同クラブを率いるハリー・レドナップ監督が、チェルシー戦に向けた招集メンバーに、モロッコ代表MFアデル・ターラブトが入ることを示唆した。30日付の大手メディア『スカイスポーツ』がコメントを伝えている。
今夏、日本代表FW本田圭佑が所属するミランへのレンタルが終了し、QPRへ復帰したターラブトだが、レドナップ監督から「私の方がよっぽど走れるくらいだった」などとコンディション不良を指摘され、満足な出場機会を得られていなかった。さらに両者はメディアを通して批判し合い、同選手の1月の移籍も噂されていた。
確執に繋がるかと思われたターラブトとの関係について、同監督は「私はアデルと素晴らしい話し合いを持った。彼はフィットネスを取り戻し、チームに戻ることを望んだ。そして彼は今週、懸命にハードワークを行った」と語り、同選手との話し合いを持ったことで和解に至ったことを明かしている。
話し合いの詳細についてレドナップ監督は「アデルはフィットネスを整え、ハードワークをすることが必要だと認め、それを行うと言ってくれた。それら全ては私が望んでいたことだ。彼は一日も早くチームに戻るために、今朝もトレーニングを続けるだろう。彼が我々のためにプレーできると確信している」と説明し、同選手のトレーニングに対する姿勢が変わったことが、和解の決め手となったことを語った。
今節QPRは、アウェーで首位のチェルシー戦に挑む。同選手の招集メンバー入りについて、「アデルは恐らく、今週末のメンバーに含まれるだろう。私は彼を戦力に入れることをいとわないよ。アデルの様なプレーヤーは、試合の展開を変えることが出来るんだ。まぁ誰がメンバーに入るか見てみようじゃないか」と語り、同選手が試合の流れを変える重要な切り札であるとして、期待を寄せている。