現在、マンUでプレーするFWロビン・ファン・ペルシー [写真]=Getty Images
MF赤星貴文が所属するロシア1部リーグ、ウファのガーナ代表MFエマニュエル・フリンポンが、アーセナル在籍時に当時の同僚だったオランダ代表FWロビン・ファン・ペルシーがマンチェスター・Uへ移籍した理由について、金銭面の問題が大きかったこ とを明かした。5日のイギリス紙『デイリースター』が報じた。
アーセナルの主将だったファン・ペルシーがマンチェスター・Uへ移籍金2400万ポンド(約44億円)の4年契約で移籍したのは2012年8月のことだが、フリンポンによると、アーセナルが提示した契約更新の給与額が低すぎたため、ファン・ペルシーは 移籍の道を選んだと言う。
「ファン・ペルシーは僕が知る中でもすごく優しい人間の一人だし、彼はアーセナルで長年過ごし、活躍した」
「アーセナルの問題は、お金なんだ。自分がアーセナルの選手で契約があと2年という状況を想像してみてほしい。チームが『我々は新しい契約を用意している』と言い、こちらが『いいね。僕も契約したい。週2万ポンド(約370万円)?』と切り出すと、アーセナルは『いや、1万5000ポンド(約278万円)しか出せない』と答える。彼らは2万払えるのに、払いたくないんだ」
「だから、選手たちはアーセナルを去るわけで、それが彼らの問題なんだ。最近、大物選手には大金を支払わなければならない。だから今では全てが準備されている。スター選手をプレーさせたいなら、大金を払わなければならない」
「今ではアーセナルも変わり、(アレクシス・)サンチェスを獲得したけど、前のアーセナルでは考えられなかったことだ」
アーセナルが過去10年間、脂の乗った選手を次々と放出してきた背景には、やはり給与面での渋りが大きく影響していたのかもしれない。