アーセナルは26日に行われたプレミアリーグ第18節でクイーンズ・パーク・レンジャーズ(QPR)と対戦し2-1で勝利。同試合で相手選手に頭突きをし退場処分となったアーセナルに所属するフランス代表FWオリヴィエ・ジルーについて、試合後、アーセン・ヴェンゲル監督が言及している。イギリスメディア『BBC』が同日に伝えた。
アーセナルは同試合、37分にアレクシス・サンチェスが先制点を挙げるが、後半の立ち上がりにジルーがQPRのイングランド人DFネダム・オヌオハに頭突きをして一発退場となり数的不利となった。しかし、その後65分に、チェコ代表MFトマーシュ・ロシツキーが追加点を決めて、79分にイングランド人FWチャーリー・オースティンに失点を許すが、アーセナルは2-1でQPRに勝利した。
同試合の勝利でプレミアリーグ400勝目となったヴェンゲル監督は試合後、ジルーの行為について「あれはレッドカードに値していた。『狂気』という言葉は強すぎる。ジルーは彼(オヌオハ)を殺したわけではないからね。だが、接触はしていたし、やるべきではなかったことだ」とコメントしている。
さらに、「オリヴィエ・ジルーは間違いを犯したことを認めている。彼を良く知っているから、彼がもうそのような行為をしないと信じている。彼は後ろから押されたことが理由だと話してくれた」と同選手との話の内容を明かした。
ジルーはこの行為により、3試合の出場停止処分を下されており、28日のリーグ戦第19節ウェストハム戦、1月1日のリーグ戦第20節サウサンプトン戦、同月4日に行われるFAカップ3回戦のハル・シティ戦の欠場が決定した。