2ゴールでチェルシーの勝利に貢献したオスカル [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第22節が18日に行われ、チェルシーは敵地でスウォンジーと対戦した。
前節のニューカッスル戦からイングランド代表DFガリー・ケーヒルが先発に戻り、ほぼベストメンバーが揃った首位チェルシー。一方のスウォンジーは14日に、ここまで9ゴールをあげたエースのコートジボワール代表FWウィルフリード・ボニーをマンチェスター・Cに放出しており、戦力ダウンは否めない。
試合は開始早々からチェルシーがその実力を遺憾なく発揮することになる。1分、中盤でボールを受けたスウォンジーのギルフィ・シグルズソンがパスミス。トーマス・キャロルに当たったこぼれ球を、オスカルが拾いすぐさまミドルシュート。これがゴール左下に決まり、チェルシーが開始1分で先制してしまう。
リードを得て攻勢に出るチェルシーは20分、セスク・ファブレガス、ウィリアン、オスカルとダイレクトでパスをつなぎ、最後はセスクがジエゴ・コスタにラストパス。D・コスタは難なくゴールネットを揺らし、2点差とする。
反撃に出たいスウォンジーだったが、ウェイン・ラウトリッジが負傷によりマルヴィン・エムネスと交代するアクシデントが発生。直後にまたしてもミスにより、決定的な得点が生まれてしまう。34分、自陣右サイドでボールを受けたフェデリコ・フェルナンデスが中途半端なバックパスをすると、これが完全にD・コスタへのアシストになってしまう。D・コスタはここも簡単に流し込み、チェルシーが3点目を奪う。さらに36分、キックオフのボールを簡単に奪われると、ウィリアンが自陣からドリブルで持ち上がり、右サイドのD・コスタへ展開。D・コスタの折り返しを走りこんだオスカルが決め、4-0とチェルシーがリードして前半を終える。
終始スウォンジーを圧倒したチェルシーは、後半も試合をコントロールしていく。58分、セスクからボールを受けた左サイドのエデン・アザールがドリブル突破。アザールの折り返しをセスクが狙ったが、ウカシュ・ファビアンスキの正面だった。
一方のスウォンジーは攻め手がなく、新加入のネルソン・オリヴェイラがシュートを放つシーンもあったが、1点を返すことはできない。大量リードのチェルシーは、セスク、ウィリアンに代え、ラミレス、アンドレ・シュールレを投入し、逃げ切りを図る。
最後の得点を決めたのは、またもやチェルシー。79分、ブラニスラフ・イヴァノヴィッチからパスを受け、右サイドを突破したアザールは、そのままゴール右に走りこんだイヴァノヴィッチへパス。イヴァノヴィッチの折り返しを、最後はシュールレが押し込み5点目。
このまま試合終了のホイッスルが吹かれ、チェルシーが5点を奪ってスウォンジーを下している。
勝ち点を52に伸ばしたチェルシーは、2位マンチェスター・Cとの差を暫定ながら5に広げている。マンチェスター・Cは18日に、ホームでアーセナルとの一戦を迎える。
【得点者】
0-1 1分 オスカル(チェルシー)
0-2 20分 ジエゴ・コスタ(チェルシー)
0-3 34分 ジエゴ・コスタ(チェルシー)
0-4 36分 オスカル(チェルシー)
0-5 79分 アンドレ・シュールレ(チェルシー)