イングランド・カンファレンス・プレミア(5部)が17日に各地で行われ、ウォキングとブリストル・ローヴァーズが対戦し、0-0で引き分けた。この試合で、アウェーのブリストル・ローヴァーズ・サポーター200人以上が、チケットを持っているにもかかわらず、スタジアムに入場できない事態が起こった。19日付けの大手メディア『BBC』が報じている。
ウォキングの本拠地、キングスフィールド・スタジアムの収容人数は6036人、そして運営側が発表したこの試合の観衆は3853人。決して満員とは言えないこのスタジアムの外では、200人以上のブリストル・ローヴァーズ・サポーターが金網越しに戦況を見守っていた。
この奇妙な光景は、ウォキングの運営ミスによって起きてしまったようだ。同クラブは公式HP上で謝罪文を掲載し、「我々には、ウォキングとブリストル・ローヴァーズの試合において誤った認識がありました」と、販売したチケットの枚数と予想される来場者の数字に誤認があったことを認めている。
続けて「予想では、ブリストル・ローヴァーズのファンは1600人から1700人であるとして、それを下に運営計画を練っておりました。アウェー側スタンドの最大収容人数は1900人で、それはスタジアムの安全規約にも記載されています。実際の来場者が1869人に達した時点で、クラブの安全管理者と警察の協議の結果、アウェースタンドの閉鎖を決めました。それにより、残念ながら200人以上ものブリストル・ローヴァーズ・ファンが会場に入ることが出来ませんでした」と、2000人以上のブリストル・ローヴァーズ・サポーターが訪れることを予想していなかったとして、事情を説明した。
他のスタンドには空席があったものの、安全管理上アウェーサポーターがホームチームのサポーターと同じ席に入場することは許されず、結局多くのファンがスタジアムの外から試合を観戦する事態に至ったという。
最後に「我々は、試合を観戦できなかったブリストル・ローヴァーズのファンに謝罪いたします。ですが、安全面を考慮しての決定だったことをご理解いただきたいです」と、謝罪の意を表明しながらも苦渋の決断だったとして、相手サポーターに理解を求めた。