今シーズン限りでリヴァプールを退団する元イングランド代表MFスティーヴン・ジェラードが、同クラブOBで現在は解説者を務めるジェイミー・レドナップ氏のインタビューに応じた。6日にイギリス紙『デイリー・メール』がコメントを伝えている。
自身最後となるエヴァートンとのマージーサイド・ダービーを7日に控えたジェラードは、試合への意気込みを聞かれると次のように答えた。
「今までで最も意気込んでいるよ。マンチェスター・Uにアウェーで勝つのも楽しいけれど、エヴァートンはもっと近いからね。僕が勝ちたいスタジアムを1つだけ選ぶなら、それは彼らのホーム、グディソン・パークだよ。あそこのサポーターは素晴らしくて、僕も尊敬しているけど、彼らは僕に罵声を浴びせる。あそこはこういう場所さ」
また、自身1度目のダービーを振り返り、「子どもが大人の試合に入れてもらった気分だった。僕は見た目もプレーも子どもで、ゴール前でクリアしただけで決勝ゴールを決めたように喜んでいたよ。小さい頃からこのダービーの近くで育ってきた。僕の父は熱狂的なリヴァプールファンで、叔父は熱狂的なエヴァートンのファンだった。だから自分で経験するずっと前からこのダービーが好きだったし、初めてのダービーで勝った時、僕にとってはカップ戦の決勝みたいな気分だったよ」と当時を懐かしんだ。
2度目のダービーで負傷退場したことについては、「あの試合がその後のダービーへの取り組みの鍵になったよ。闘志なしで試合に臨んではいけない。試合開始から猛烈なペースで始まって、レフェリーも小さいファールは流すから、タックルが飛んで来たとしてもプレーを続けるんだ」と語った。
最後に、ブレンダン・ロジャーズ監督との間に何か問題があるから退団するのではないか、という憶測に対しジェラードは、「ジェイミー、君もきっと彼のためにプレーすることを気に入ると思うよ。僕は大事な試合のときには彼と仕事をしていたい。僕の酷いミスがなければ、彼が2つのメダルをこのクラブにもたらすことが出来ただろうし、選手は彼のことが大好きさ。彼の仕事は新しくて新鮮だから、僕は練習場にスキップで行ってるよ」と同監督を褒め称え、噂を一蹴した。