ボレーシュートを放つジェラード(中央) [写真]=Liverpool FC via Getty Images
プレミアリーグ第24節が7日に行われ、エヴァートンとリヴァプールが対戦した。
“マージーサイド・ダービー”となった同試合。エヴァートンがリヴァプールをホームに迎えての一戦となった。前半戦では9月27日のリーグ第6節で対峙していた両チームはリヴァプールのホームで1-1の引き分けに終わっている。夏にMLS(メジャーリーグ・サッカー)への移籍が決まっているスティーヴン・ジェラードにとってリーグ戦最後のマージーサイド・ダービーとなった。
開始10分、エリア前左でFKを獲得したリヴァプールは、ジェラードが直接狙うと、枠の左上を突くがGKジョエル・ロブレスがなんとかかき出した。さらに17分、エリア内左に突破したラヒーム・スターリングが中央へ折り返すと、ボールはファーサイドまで流れてジョーダン・イベが合わせるも、GKロブレスが体を張ってブロックした。
27分には、イベがエリア手前の右からミドルシュートを放つが、ボールは左ポストに直撃しゴールとはならなかった。前半はスコアレスドローで折り返す。
後半に入って49分、エリア前左でFKを獲得したエヴァートンは、ケヴィン・ミララスが直接狙うが、カーブがかかり過ぎてわずかに枠の左に外した。
一方のリヴァプールは、左サイドのフィリペ・コウチーニョからのスルーパスでエリア内左に抜け出したスターリングが、角度のないところからシュートを放つが、GKロブレスの正面。それで得た左CKから、ママドゥ・サコーが中央で競ったこぼれ球を、ジェラードがダイレクトのボレーシュートで狙うが、ゴール前のスティーヴン・ネイスミスが頭で触り、クロスバー上に外れた。
84分には、左サイドのダニエル・スタリッジから、中央のジェラードがワンタッチで繋ぎ、パスを受けたエリア内のリッキー・ランバートが転しながらダイレクトでシュートを放つが、これもGKロブレスが正面で抑えた。
86分にエヴァートンは、左サイドのロス・バークリーが逆サイドを走り上がっていたシェイマス・コールマンにパスを送ると、そのままエリア内右でシュートを放つが、GKシモン・ミニョレがかろうじて触り、ゴールとはならない。
リヴァプールは88分、左サイドのスタリッジからのパスをエリア手前の正面でジェラードがダイレクトで左足を振り抜くが、枠をとらえられなかった。
試合はこのまま両チームが決めきれず、マージーサイド・ダービーはスコアレスドローで終わった。リヴァプールは次節、10日にトッテナムをホームに迎える。一方のエヴァートンは、11日にチェルシーと対戦する。