先制点を決めたウィリアン(左) [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第25節が11日に行われ、チェルシーとエヴァートンが対戦した。
前節はアストン・ヴィラに苦戦しながらも、なんとか競り勝った首位チェルシー。引き分けた2位マンチェスター・Cとの勝ち点差を7に広げた。一方のエヴァートンは、前節リヴァプールとの“マージーサイド・ダービー”を戦い、0-0のスコアレスドローとなった。
試合は6分、右サイドでボールを持ったウィリアンが中央に切れ込み、右足で巻いたシュート。しかしわずかにクロスバーの上に外れた。
すると8分、エヴァートンがカウンターを仕掛け、ロス・バークリーのパスからロメル・ルカクがシュートを放ったが、ペトル・チェフがなんとか防いだ。
一方のチェルシーは10分、ロイク・レミーのパスからフアン・クアドラードがシュートを放つが、ゴール左に外れた。さらに20分にもクアドラードのパスを受けたレミーが右足でシュートを試みたが、ここもわずかに右に外れてしまう。
その後も攻め続けるチェルシーは31分、エデン・アザールがペナルティエリア手前からミドルシュートを放つが、エヴァートンのGKティム・ハワードがなんとかキャッチした。前半は11本のシュートを放ったチェルシーだったが、エヴァートンのゴールを割ることは出来ず、0-0で前半を折り返す。
後半に入ってもチェルシーが攻め続ける。63分、ネマニャ・マティッチがフリーキックを直接狙うが、ハワードが横っ飛びで弾きだした。さらに67分、ウィリアンがドリブルでエリア左に侵入し右足でシュート。しかしここもハワードが連続セーブで得点を許さない。
立て続けのピンチを防いだエヴァートンは69分、左サイドからブライアン・オビエドがグラウンダーのクロス。中央でフリーになっていたルカクが合わせたが、チェフがビッグセーブで難を逃れた。さらに79分、エリア手前でフリーになったケヴィン・ミララスがミドルシュートを放つが、わずかにクロスバーの上に外れる。
なかなかゴールを割れないチェルシーに、大きなチャンスが訪れる。86分、マティッチがエリア外からミドルシュートを放つと、これが相手に当たりネットが揺れる。ゴールかと思われたが、シュートはオフサイドポジションの味方にも当たっており得点は認められなかった。
87分、ウィリアンに対しギャレス・バリーがファウルを犯し、2枚目の警告受けて退場となる。89分、直後のフリーキックの流れから、ハワードがパンチングしたボールを拾ったウィリアンがミドルシュート。これが相手DFの股下を抜けてゴールイン。遂にチェルシーが先制点を奪う。