マンUを率いるファン・ハール監督(左)とソシエダを率いるモイーズ監督(右) [写真]=Getty Images
昨シーズン、プレミアリーグ発足以来最低の成績に終わったマンチェスター・U。ルイ・ファン・ハール監督はクラブの救世主として迎えられたが、同監督の再建計画は順調に進んでいないようだ。24日付のイギリス紙『メトロ』が報じている。
移籍市場で1億5000万ポンド(約280億円)という多額の移籍金を投入したにも関わらず、ファン・ハール監督率いるマンチェスター・Uは今シーズンも不安定なパフォーマンスを見せている。イギリスメディア『スカイスポーツ』の作成したスタッツによると、ファン・ハール監督の下でのマンチェスター・Uのアウェイの戦績は、昨シーズンに同クラブを率いていたデイヴィッド・モイーズ前監督(現レアル・ソシエダ指揮官)の戦績よりも劣っている。
モイーズ前監督は昨シーズンのリーグ戦第35節までマンチェスター・Uを指揮。アウェイでの戦績は10勝3分5敗で勝ち点33を獲得していた。一方で、ファン・ハール監督は今シーズンのリーグ戦第26節まで終了した時点で、アウェイでの戦績はこれまで3勝7分3敗で勝ち点は16。現在、両指揮官のアウェイ戦績は5試合差で勝ち点差が17のため、ファン・ハール監督はモイーズ監督の成績を越せないことが決まっている。
また、モイーズ監督時代のマンチェスター・Uはアウェイで34得点21失点であるが、ファン・ハール監督の場合は得点数も失点数も16である。
この成績から見て、ファン・ハール監督がアウェイでの戦い方を改善しない限り、今シーズンはトップ4に返り咲くことは難しいかもしれない。