試合中、突然失神し、うつぶせに倒れたゴミス [写真]=Getty Images
プレミアリーグ第28節が4日に行われ、トッテナムとスウォンジーが対戦した。
開始7分にナセル・シャドリが先制点を決めたトッテナムは、前半の間にキ・ソンヨンのゴールで同点とされたものの、後半にライアン・メイソンとアンドロス・タウンゼントの得点で突き放し、終了間際に古巣対戦となったギルフィ・シグルズソンに1点を返されたものの、3-2で勝利した。
同試合でシャドリが挙げた得点直後、スウォンジーのバフェティンビ・ゴミスがセンターサークル付近で倒れ、会場が騒然となるシーンがあった。
ゴミスはトッテナムが得点を喜んだ後に帰陣している際、うつぶせで倒れる。医療チームが駆け寄り、治療を施すと酸素マスクを付けた状態で担架で運ばれ、そのまま交代となった。
試合後、スウォンジーのギャリー・モンク監督は、「恐ろしいシーンだったが、ゴミスは大丈夫だ。ピッチから出る時には話すことができていた。重要なことは彼が大丈夫だということだ」とコメントし、ゴミスの無事を伝えた。
また、ゴミス自身も試合後に自身のツイッターを更新。「みんなに僕の健康状態について安心してもらいたい。実際の身体の危険性よりも恐ろしいシーンに見えた。今は良くなっていると感じているよ。父親の健康状態が良くなく、フランスを行き来しなければならず、心労が重なっていたんだ。今夜はチームを助けることができなくて、残念だったけど、今は落ち着いている。また、みんなのサポートや僕の回復を願うメッセージに感謝したい」と綴り、サポーターに無事を報告している。
イギリスメディア『BBC』は、ゴミスはリヨン所属時代に3度、突然失神した経験があったものの、健康上は問題がなかったことを伝えた。モンク監督も試合後にそういった症状を持つことを知っていたと認めた上で、「全ての検査を受けている。それは彼の人生のほんの一部分にすぎない」とコメント。クラブの広報官も、ゴミスが血管迷走神経反射性失神(ストレスなどにより副交感神経の働きが不適切な時に活発化して、脳が一時的に低血圧となってしまう)の症状が出ることを把握し、心臓病などすべてのメディカルチェックを受けていることを話している。
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